カレーパングランプリで金賞を受賞した「小麦の奴隷」のフランチャイズ1号店が2月28日、大津市中央にオープンする。
「小麦の奴隷」はHIU(堀江貴文イノベーション大学校)のサロンコミュニティーから生まれた「田舎のエンタメパン屋」で、「地域活性型ベーカリー」として2020年2月に北海道広尾郡大樹町にオープンした。「小麦の出現により、狩猟採取民族から農耕民族となった人類は穀物を育て小麦の奴隷となった。そして現代、おいしいパンをはじめとする小麦の奴隷となっている。今日食べても、また明日食べたい。そんなパンを」と、「小麦の奴隷」と名付けられた。「ザックザクカレーパン」はパンにクルトンを貼り付け、ざくざくとした食感で「冷めてもおいしい」カレーパンに仕上げた。人口5500人の大樹町において開業3カ月間で1万個を販売。カレーパングランプリ2020で金賞を受賞した。
2020年9月からフランチャイズ加盟店を募集し、100件を超える問い合わせがあったという。大津店店長の工藤拓也さんは「地元の大津を盛り上げたいと思っていて、堀江さんの呼び掛けにこれだと思い出店を決めた」と振り返る。研修施設でパンの焼き方などの研修を受け、全国で初の出店となった。
工藤さんは「カレーパンのほか、塩パンや食パンなど20~30種類のパンを提供する。パンがおいしいのは当たり前で、店内やSNS配信で皆さんを楽しませるエンターテインメント性を大事にする。滋賀に1号店があり、金賞を受賞したカレーパンの店があるということを皆さんに知っていただき、大津を盛り上げていければ」と意気込みを見せる。
営業時間は8時~18時。売り切れ次第終了。