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大津の琵琶湖岸にパニーニ専門店 「滋賀の魅力を発信する場所に」

3種のたまごのパニーニ

3種のたまごのパニーニ

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 ヘリコプターやドローンの事業をするFREEBIRDが12月6日、パニーニ専門店「cafe.822」(大津市萱野浦)をオープンした。

川上さんとcafe.822のスタッフ

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 焼いた食パンに卵サラダ、スクランブルエッグとゆで卵を挟んだ「3種のたまご」、「大葉クリームチーズ明太ポテト」やボロネーゼとソーセージなどを挟んだ「ラグー・アッラ・ボロニーゼ」などのパニーニと、コーヒー、フルーツジュースなどを提供する。

 FREEBIRDの川上晋社長は「京都に会社を構えていたが、景色のいい場所に移転を考えていたときに大津の琵琶湖岸の物件に出合った。目の前に琵琶湖があり、ロケーションがいいので事務所兼カフェにすることにした」と振り返る。「新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進み、働く場所を選ばなくなった。住環境の良いところに住み、働くことができる。コミュニケーションの場としてのカフェになりたい」と話す。「琵琶湖を見ながらゆっくりしてもらえる場所にしたい」と、席数を少なくして、ソファを琵琶湖に向けて置いている。

 川上さんは「空のアクティビティの面でも滋賀は魅力的な場所。ヘリコプターに乗って空から見た風に揺れる稲穂は本当にきれいだった。地元の人が見慣れている景色も、空から見ると観光スポットになることもある。今持っているものを観光に生かすことができる」と航空機を活用した地域活性も目指す。

 企業理念として「困っている人を助ける」ことを掲げる川上さんはヘリコプターを使った防災にも取り組んでいる。「防災マップを持って、自分の住んでいる町を空から見ると、避難経路、避難場所も分かりやすい。防災時にヘリが来た時にどう対応したらいいかという練習にもなる。滋賀には災害時に孤立する場所もある。大型機が着陸できないような場所でも小型のヘリなら迅速に対応できる。防災機を地方自治体で保有するのは費用が掛かり難しいが、民間のヘリコプターで物資や健康な人を運ぶことができる。平常時は遊覧イベントなどでヘリのことを理解してもらい、災害時に役立つことができれば」と話す。

 川上さんは「滋賀には地元の人も気付かないような魅力がある。ユーチューブで滋賀の魅力を発信していきたい。カフェは撮影スタジオにも使えるようにした。ここを滋賀の情報発信の場所にしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間はパニーニにちなんで11時22分~17時22分。「いずれは夜の営業もして8時22分までにしたい」と話す。月曜定休。

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