Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは12月18日・19日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された2021-22シーズン第12節で横浜ビー・コルセアーズと対戦した。
キャプテンとしてチームを引っ張り、得点、アシスト、リバウンドでもチームに貢献した柏倉哲平選手
1試合平均得点21点で滋賀のオフェンスをけん引するオヴィ・ソコ選手が体調不良で2日とも欠場する中、18日は日本人選手のみでプレーする「オンザコート0」の時間帯もあったが、今川友哲選手や森山修斗選手らがディフェンスで貢献。試合時間残り32秒で横浜に追い付かれるも、クラッチタイム(勝負を決定づける接戦の終盤の大事な局面)に強いキーファー・ラベナ選手の活躍により、76-72で勝利した。滋賀は10月27日から続いていた連敗を11で止めた。
19日は開始から横浜ペースで試合が進む。滋賀は開始から5分間フィールドゴールが入らず、ノヴァー・ガドソン選手のフリースローでの1点のみ。その間に横浜のレイトン・ハモンズ選手にオープンショットを打たれるなどディフェンスがかみ合わず、16失点。ラベナ選手が途中出場するとオフェンスのリズムをつかむが、1クオーター(Q)は12-26と14点リードされる。
2Q、ショーン・オマラ選手のゴール下での得点や柏倉哲平選手の3ポイント(P)シュートなどが決まり、35-45と10点差まで迫る。3Q、ガドソン選手がファウルを受けながら得点を決め、バスケットカウントを連続で奪うなど活躍するが、ガドソン選手のファウルも重なる。4Q残り6分4秒、ガドソン選手の3Pシュートが決まり、74-78と4点差まで迫るも、残り5分11秒、27得点とここまで試合をけん引してきたガドソン選手が5つ目のファウルで退場する。森山選手やラベナ選手の3Pシュートで追いすがるも、横浜の須藤昂矢選手やハモンズ選手に3Pシュートを決められ、85-98で敗戦した。
ルイス・ギルヘッドコーチ(HC)は「できることを精いっぱい出し切って勝ちにいこうとしたことに満足している。ソコ選手がいない中、ガドソン選手がファウルアウトして勝つのが難しかった。オフェンスリバウンドで横浜が優位に立っていた。その中でも、いい働きをした。同じラインをしっかり続けていきたい」と話した。
敗戦理由については「ラスト5分、相手に外国籍のアドバンテージがあり、ミスマッチをアタックしてきた。それに対するトラップも準備したが、オープンショットを決められてしまった。大きなミスマッチがあるとき、全てを守るのは難しい」と振り返った。
キャプテンの柏倉選手は「試合の入りで相手を勢いに乗らせてしまった。スタートのメンバーが責任を持ってディフェンスしないといけなかった。その後はカムバックできたことはよかった。一度勝ったことで満足せず、次に向けて準備していきたい」と話した。
次節の12月25日・26日は昨シーズン柏倉選手と林翔太郎選手が在籍していた新潟アルビレックスBBとの対戦になる。柏倉選手は「自分の今があるのは新潟での1年があったから。このチームで古巣相手に2連勝することが一番の恩返し。成長した姿を見せたい」と話した。