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琵琶湖の学習船「うみのこ」60万人乗船記念 コンビニで「うみのこカレー」

うみのこで提供されているカレーを再現した「うみのこカレー」

うみのこで提供されているカレーを再現した「うみのこカレー」

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 琵琶湖の学習船「うみのこ」60万人乗船を記念して「祝60万人乗船記念 うみのこカレー」が9月6日、セブン-イレブンの滋賀県全店と京都府の淀川水域の一部の店舗で販売される。

「祝60万人乗船記念うみのこカレー」は滋賀県内全店と京都府の一部の店舗で販売される

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 滋賀県では、県内の小学5年生が「うみのこ」の船内で湖上宿泊体験学習をする教育活動を1983(昭和58)年から行っており、8月26日に累計乗船者数が60万人を超えた。セブン-イレブンは、60万人達成記念として「うみのこ」船内で昼食として提供されているカツカレーを再現した「うみのこカレー」の発売を決めた。売り上げ1食につき3円を滋賀応援寄付「学習船うみのこを応援しよう」に寄付。小学生の学習に役立ててもらう。

 20分以上炒めたタマネギと、すりおろしニンジンを入れ、隠し味に赤ワインを入れて煮込んだカレーに豚カツをのせた「うみのこカレー」は2021年1月に滋賀県内のセブン-イレブンで3週間限定で発売され、各店舗で売り切れるなど話題となった。「うみのこ」では39年間、最終日の昼食としてカツカレーを提供していることから、「懐かしい」「親子で同じ思い出を共有できた」などの反響があったという。

 初回販売時と同じレシピを使い、今回は、滋賀県内229店だけでなく、京都府内の淀川水域の地域の店舗87店でも販売する。セブン-イレブン・ジャパン商品本部関西地区チーフマーチャンダイザーの木村好宏さんは「県民の皆さんと、琵琶湖・淀川流域の皆さんに食べてもらって、琵琶湖の水に対して思いをはせてもらえれば」と話す。

 びわ湖フローティングスクールの小川道宏さんは「学習船もICT化が進み、タブレットや顕微鏡を更新していく必要がある。いただいた寄付は学習整備を整えるのに活用させてもらう。うみのこに乗船した児童からはカレーがおいしかったという感想が多い。もう一度カレーを食べて、改めて環境について考えてもらえれば」と話す。

 うみのこカレーの販売に合わせ、滋賀県産のほうじ茶を使ったシュークリーム「ダブルクリームの近江ほうじ茶シュー」も発売する。

 価格は、うみのこカレー=572円、近江ほうじ茶シュー=194円。うみのこカレーは9月6日昼頃、近江ほうじ茶シューは6日夕方頃に店頭に並ぶ予定。販売期間は約3週間を予定している。

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