Bリーグ2部の滋賀レイクスが7月18日、ブロック・モータム選手との新規契約を発表した。

ブロック・モータム選手©B.LEAGUE

　モータム選手は1990年10月16日生まれ、オーストラリア出身の32歳。身長208センチ、体重111キロ。ポジションはパワーフォワード（PF）。ワシントン州立大学を卒業後、イタリアやフランスでプレーし、2014年から2016年にかけてはオーストラリア代表に選出された。昨年、B1レバンガ北海道に加入。3ポイント（P）シュートを得意とし、昨シーズンは3P成功率が42.3％でB1リーグ4位。1試合平均得点は17.7点でリーグ9位の成績を残した。

　モータム選手がアウトサイドシュートを得意としていることから、本来、インサイドを中心にプレーするPFの選手がアウトサイドにいることでインサイドにスペースを作るオフェンス戦術「ストレッチ4」が可能になる。滋賀の原毅人ゼネラルマネジャー（GM）はモータム選手を「ヨーロッパ各国のトップリーグで活躍してきた実績を持つ世界基準のストレッチ4の選手」と評価。「今シーズンのレイクスのバスケットボールスタイルや強みを決定的なものにしてくれると確信している」と期待する。

　原GMは東海大学卒業後、ワシントン州立大学でマネジャー業を務めていた時に学生だったモータム選手と面識がある。滋賀への加入について「彼ほどのキャリアになると、中途半端な目標ではなく、高いミッションを求めるのだと思う。滋賀には1年でB1昇格という明確なミッションがあることが加入の決め手になったのではないか。米国で一緒に過ごしたことも多少プラスになったかもしれない」と話す。

　モータム選手の加入で滋賀の2023-24シーズンの契約選手が出そろった。継続選手は、柏倉哲平選手、キーファー・ラベナ選手、野本大智選手、湧川颯斗選手、森山修斗選手、川真田紘也選手。新規契約選手は、ライアン・クリーナー選手、宮本一樹選手、山崎凜選手、ブロック・モータム選手、田原隆徳選手、ジャスティン・バーレル選手、眞庭城聖選手。キャプテンは柏倉選手、副キャプテンは眞庭選手が務める。