守山市、野洲市の琵琶湖で10月20日に行われるトライアスロンレース「LAKE BIWA TRIATHLON(レイクビワトライアスロン)」の参加募集が4月1日19時に始まる。
第二なぎさ公園(守山市今浜町)をスタート・ゴールとして守山市、野洲市、近江八幡市で開催するトライアスロンレース。今年で4回目。琵琶湖で1.9キロ泳ぎ、守山から近江八幡までの湖岸道路と野洲川河川敷など80キロを自転車で走行し、第二なぎさ公園から琵琶湖大橋までの湖岸20キロをマラソンする合計101.9キロのレース。個人、もしくは3人までのグループでの参加が可能。今大会から視覚障害者のオープン参加も受け付ける。
今年は募集人数を800人に増やし、海外からの招待選手も増やす予定。今大会から日本トライアスロン連合のナショナルチャンピオンシップシリーズのランキング対象となった。実行委員長の田中信行さんは「2025年に世界中のアスリートが琵琶湖に集まる大会にすることが目標。タイムだけを競う大会ではないが、より幅広い選手に参加してもらえるようにした。海外の選手と地元の子どもたちの交流もできれば」と意気込む。
大会コンセプトの一つに「サステナブル」を掲げ、大会中に出たごみの回収、再生段ボールの使用、参加者の自転車輸送のカーボンオフセットなどに取り組んでいる。10月の大会の前にはプレ大会として小学生を対象に水泳とマラソンの練習会を開く。田中さんは「参加した子どもや保護者にトライアスロンを身近に感じてもらい競技人口を拡大することは、地域の健康づくりにも役立つ」と話す。
前回大会にリレーチームで出場し、マラソンを担当した守山市の森中高史市長は「湖岸を走るのは気持ち良かった。トライアスロンで琵琶湖岸を走るのはここでしかできない体験。広めていって世界中から琵琶湖に人が集まる大会にしたい。今年も出場する」と意気込みを見せる。野洲市の栢木進市長は「森中市長に誘われて自転車で出場するつもりだったが、周りから止められて断念し、監督として参加することになった。もうちょっと若かったら出場したかった」と話した。
田中さんは「大会運営だけでなく、会場となる滋賀県と参加する人のパイプ役になりたい。地域の魅力を伝えられたら」と話す。
開催時間は6時45分~15時。定員は個人=800人、グループ=20組。ウェブサイトで申し込みを受け付ける。