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守山市がスポーツ庁「Sport in Lifeアワード」優秀賞受賞 「生活の中に自転車を」

スポーツ庁長官の室伏広治さんから表彰を受ける杉本さん(写真提供=守山市)

スポーツ庁長官の室伏広治さんから表彰を受ける杉本さん(写真提供=守山市)

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 守山市が3月5日、スポーツ庁の「Sport in Lifeアワード」で自治体部門の優秀賞を受賞した。

Sport in Lifeアワードを受賞した守山市の杉本悠太さん(左)とレイクビワトライアスロン実行委員長の田中信行さん

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 スポーツ庁がスポーツ人口拡大に貢献した団体を表彰するアワードで、5日に東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で授賞式があり、守山市商工観光課係長の杉本悠太さんがスポーツ庁長官の室伏広治さんから表彰を受けた。2021年から市内で開催している「LAKE BIWA TRIATHLON(レイクビワトライアスロン)」などの取り組みが評価されての受賞となった。

 同市は2015(平成27)年から地方創生の柱に「自転車を軸としたまちづくり」を掲げ、2016(平成28)年から自転車購入補助制度を開始。同年から市内を自転車で周遊する「モリイチ スタンプラリー」を開催し、毎年500人が参加している。杉本さんは「生活の中に自転車という選択肢を増やし、スポーツを身近なものにすることを目指している」と話す。

 2021年からはレイクビワトライアスロンを開催。第二なぎさ公園(守山市今浜町)をスタート・ゴールとして守山市内、野洲市内で開催するトライアスロンレースで、大会コンセプトの一つに「サステナブル」を掲げ、大会中に出たごみの回収、再生段ボールの使用、参加者の自転車輸送のカーボンオフセットなどに取り組んでいる。

 参加者は年々増加し、国内外からさまざまな世代が参加。2023年の大会には末期がんを患っているアスリートが参加できるように受け入れ態勢を整えた。2024年の第4回大会からは目の見えない人が参加できるようにする予定。

 大会前にはキッズアクアスロンも実施。トライアスロン大会が行われる会場で、小学生を対象に水泳とマラソンの練習会を実施し、競技人口の増加を図った。

 実行委員長の田中信行さんは「受賞して改めて、みんなのスポーツへの関心を引き出せる大会にしたいと思った。運動するきっかけをつくり、健康寿命を延ばすことにつなげたい」と話す。

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