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「飛び出し坊や」写真展-ラフォーレ琵琶湖「びわっちくん」撮影作品も

「飛び出しびわっちくん」も誕生。「飛び出し坊や」を撮るきっかけとなった作品(左上)の前に飛び出す

「飛び出しびわっちくん」も誕生。「飛び出し坊や」を撮るきっかけとなった作品(左上)の前に飛び出す

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 ホテル・ラフォーレ琵琶湖(守山市今浜町、TEL 077-584-3489)「デジタルスタードームほたる」ロビーで現在、「滋賀の風景 飛び出し坊やコレクション展」が開催されている。

飛び出しまくる会場内の模様

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 「飛び出し坊や」は1973(昭和48)年、東近江市の久田工芸により制作された交通安全啓発看板。今年6月で誕生40周年を迎えた。発祥の滋賀県内には全国的にも多数設置されており、愛好家による書籍やブログなどでも紹介され、最近は立体の「3D飛び出し坊や」も登場し話題を呼んでいる。

 同看板を撮影した写真家・澤田弘行さんによる110点と同ホテルのキャラクター「びわっちくん」が2年間撮りためた120点、計230点の写真ほか、いわゆる0系と呼ばれる同看板、同展を記念して誕生した「飛び出しびわっちくん」、地元守山市キャラクターの「飛び出しもーりー」なども展示している。同展終了後はホテル敷地内や飛び出し危険地に設置する予定。

 20日から始まった同展にはプラネタリウムの入場者を含む約500人が来場。同看板の既成の形にそれぞれの地域の町内会や自治会のセンスが現れたユニークな表情や原型をとどめないアレンジなどに場内からはクスクスと笑い声が漏れたり、「見に行きたい」などといったささやきが聞こえたりする。木が割れたり剥がれてしまったものでさえ、それなりの味わいが深まり、新たに塗り替えられたりもしながら県内の自然な風景として道行く人々の目になじんでいるようだ。

 「びわっち星からびわ湖に落ちてきて以来、星の解説の仕事をして働いているが、ある日バイクで走行中、黒目がちな同看板が多い中、ギョロっとこちらをにらみ付けるような同看板にびっくりして転倒しそうになったのがきっかけで興味を持ち撮り始めた」と「びわっちくん」。いい被写体を見つけるアドバイスとして「周りの交通に注意して安全運転・歩行をしていれば、心引かれる同看板が飛び出してくるはず」とも。

 7月31日まで同看板の写真の投稿もホームページで受け付け展示するほか、来場者の投票による「飛び出し坊や総選挙」も開催する。開催時間は10時~20時。入場無料。ホテル売店にて「飛び出し坊や」グッズも販売。9月1日まで。最終日は同看板のゆるキャラ「とび太くん」と「びわっちくん」による「爆笑プラネタリウムショー」・写真撮影会も開く。14時~15時30分。料金は900円。

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