びわ湖バレイ(大津市木戸、TEL 077-592-1155)は12月14日、ウインターシーズンのゲレンデをオープンする。
昨年は14万8,800人が来場した同施設。今年は、最新の降雪マシン1台を増設、雪をためる柵の設置など気温の低下による積雪不足を克服し安定した積雪量を確保。来場者15万4500人を目標に取り組む。
同施設がターゲットとしているのは18歳~20代女性を中心とした若年スノーボードのエントリー層、35歳~40代の団塊ジュニアの子育て期に伴うファミリー層、シーズン会員の36.5%を占める50歳以上のシニア層だ。近年、女性グループでの来場者が増え、レンタルウエアにブランドを取りそろえた「ガールズコレクション」を展開するなど、社内にも女性委員会を設立し女性対象の企画にも力を入れている。
今年の新発売の平日限定サービスとして、用具を持たない若年層を主なターゲットにした「デビューパック」は、ロープウエー往復、リフト一日券、レンタル用具、レンタルウエア、昼食券(1,200円程度)のセットで、通常平日料金1万3,800円を9,800円で提供する。
「大人のスキー」をテーマにした企画も豊富に用意。来場者の半数以上が県内からということも踏まえ「マイホームゲレンデ」の定着を図る。そのほか、2011年のスキー伝来100周年を機に、滋賀県スキー連盟・大津市スキー協会が団塊世代にゲレンデにカムバックしてもらおうと「サードエージ・スキークリニック」を開いてきた。12月30日にも同企画を予定する。対象は過去にスキー経験のある中~上級者。8時30分~16時。5,000円(ロープウエー・リフト一日券・レンタルスキー・ブーツ・レッスン料・昼食代を含む)。来年1月6日~10日のシニアウイークでは、進化した用具を特別料金(2,000円)でレンタルするほか、1コイン(500円)レッスンを提供する。
同社の鳥海良信社長は「『夏はびわ湖、冬は山でスキー』といった、とりわけ滋賀における雪国文化の定着を図りたい。マーケットとコア層の増加に力を入れていく」と意欲を見せる。
今季ウインターシーズンの営業時間(ロープウエー運行時間)は、平日=8時30分~17時15分(15分間隔)、土曜・日曜・祝日=8時~17時45分(ナイター営業日は20時20分まで)。各種料金などはホームページで確認できる。