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大津祭本祭ー曳山13基晴れやかに厳かに湖都を巡行

全13基の曳山が集合展示。シャッターを切る見物客

全13基の曳山が集合展示。シャッターを切る見物客

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 小雨の宵宮から一夜明け、秋晴れの好天となった10月7日、湖国三大祭の一つ「大津祭」が本祭(ほんまつり)を迎え、曳山(ひきやま)巡行が大津市中心部「曳山町」一帯で行われた。

JR大津駅前中央大通りを巡行する西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)

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 9時に天孫神社前に集合した13基の曳山は、「くじ取らず」で毎年、巡行の先頭を行く「西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)」を先頭にコンコンチキチンの祭りばやしを奏でながら夕方までかけて曳山町を巡行した。正午ごろにはJR大津駅前中央大通りで13基がそろって展示されカメラやスマートフォンで撮影に興じる多くの見物客の姿も見られた。25カ所ある所望(しょもう)場所では、中国の故事や能狂言を題材としたからくりが披露され、見物客から拍手が沸き起こった。巡行ルートでは曳山から厄除けのちまきもまかれ、受け取った人々は喜びに大きな声を上げていた。

 大津祭曳山連盟によると来場者は昨年を上回る約14万3000人。
連盟担当者は「協賛事業として開催した『滋賀B級グルメフェア』『イケ麺バトル2012in大津祭』来場者も大津祭へ回遊し、祭り全体が盛り上がった」と話す。

 昨年から始められた、「(曳山の)重さを量るプロジェクト」のクイズ結果は後日、ホームページで公表される。

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