![琵琶湖岸のごみを拾う「野洲のおっさんカイツブリ」](https://images.keizai.biz/biwako-otsu_keizai/headline/1593664115_photo.jpg)
滋賀県のご当地キャラクター「野洲のおっさんカイツブリ」の琵琶湖一周行脚が7月1日、大津湖岸なぎさ公園(大津市打出浜)からスタートした。
「野洲のおっさんカイツブリ」は、アニメの制作などを行う「藤井組」とびわ湖放送が中心となり、滋賀県民と一緒につくるまちおこしプロジェクトの中から生まれたキャラクターで、滋賀県野洲市生まれと推測されるが、生い立ちは「全て忘れた」とのこと。
2010(平成22)年に「びわ湖の日」制定30周年を記念して、「7月1日びわ湖の日」を広めるために「野洲のおっさんカイツブリ」が琵琶湖一周行脚を始めた。以降、毎年7月1日にゴールするように琵琶湖1周約200キロを歩いている。今年も7月1日を目指して歩く予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。滋賀県内の感染状況が落ち着いたことから、7月1日に琵琶湖一周行脚を始めることにした。
2019年から日本財団「海と日本プロジェクト」が取り組む「CHANG FOR THE BLUE」の一環として、「野洲のおっさんカイツブリ」が琵琶湖岸のごみ拾いをしながら歩いている。今年も「琵琶湖と海はつながっている」を合言葉に海洋ゴミ対策を呼び掛けながら琵琶湖を1周する。
なぎさ公園で三日月大造滋賀県知事と一緒にごみ拾いをした後、琵琶湖一周行脚をスタートした。昨年は一般参加者と一緒にごみ拾いをし、ハイタッチなどをして交流したが、今年は新型コロナウイルス対策とし直接触れずに間隔を空けての応援を呼び掛ける。うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員会の小林香苗さんは「普段は、『野洲のおっさんカイツブリ』の頭のバーコードを触ると幸せになると言われているので、皆さんにバーコードを触っていただいているが、今年は『エアバーコード』と『エアハイタッチ』で交流してほしい。『野洲のおっさんカイツブリ』が歩くことで、滋賀県民の皆さんを元気づけられれば」と話す。
8月を避け、7月、9月、10月に実施し、10月末にゴールする予定。