琵琶湖の遊覧船「ミシガン」で9月19日、地産地消のランチセットの提供が始まる。
赤こんにゃくと牛のしぐれ煮、伊吹ベーコン入りフリッタータなどが入ったオードブル
新型コロナウイルスの影響で4月13日からミシガンクルーズを運休。7月1日から運航を再開し、船内でのビュッフェ料理、コース料理の提供は休止していた。ランチボックスの提供はしていたが、「本格的な料理を楽しみたい」との要望を受け、セットメニュー形式のランチを提供することを決めた。
「滋賀の恵み」をコンセプトに、滋賀県のブランド豚「藏尾ポーク」のピカタや、醒井のニジマスのソテー、赤こんにゃくと牛のしぐれ煮、ふなずしコロッケ、近江鳥のローストなど滋賀県産の食材を取り入れたメニューにした。会話中の口元を隠せる紙のマウスガードとマスクケースを配布する。担当者は「スタッフで試食会を開いたとき、女性スタッフが会話する際に飛沫(ひまつ)が飛ばないように口元を手で隠していたのを見て、お客さまに楽しく会話していただけるよう、口元を隠す扇子風のデザインのマウスガードを用意した」と話す。
船内は、マスク着用、手指消毒、乗船人数を旅客定員の3割程度にするなどの新型コロナウイルス対策を取る。
担当者は「スタッフとの接触回数を減らすために最低限の配膳回数で提供できるようにセットメニューにしたが、オードブルにメイン、フルーツとコース料理感覚でお楽しみいただける。琵琶湖の景色を見ながら、滋賀の恵みを味わっていただければ」と呼び掛ける。
ランチセットは大津港発11時20分便と12時40分便で提供する。ミシガン乗船料込みの料金は、大人=4,500円、学生=4,050円、小学生=3,600円。事前予約制。