グランピング施設「エバーグレイズ琵琶湖」が4月20日、近江舞子(大津市南小松字五反田)にオープンした。
琵琶湖畔の近江舞子内湖に隣接した敷地に独立型ヴィラ(宿泊棟)とセンターハウスを建設。宿泊棟はカヌー付きの「クロコダイル」やプレイガーデン付きの「イーグル」、ドッグラン付きの「パンサー」など8種類、35棟がある。近江舞子駅から徒歩5分という立地で、ホテルのような宿泊棟に泊まり、内湖の自然や、バーベキュー、カヌー体験などを楽しめる。土曜、ゴールデンウイーク、夏休みなどは子ども向けのイベントも実施する。宿泊棟にはエアコンやトイレ、シャワー、ベッド、電子レンジ、湯沸かし器、冷蔵庫、最新式のスマート電気グリルなどが付いている。
近江舞子内湖は、かつては琵琶湖の一部だった水域が山から琵琶湖に流れ込む土砂などにより琵琶湖と隔てられ、独立した干潟で、周辺地域は琵琶湖国定公園に指定されている。京阪電気鉄道(現・京阪ホールディングス・大阪市中央区)が昭和40年代後半からリゾート開発のため内湖周辺の土地を取得していたが、計画の見直しなどがあり、約50年間未使用となっていた。
2017(平成29)年からアウトドアリゾート「伊勢志摩エバーグレイズ」を運営するエバーグレイズ(三重県志摩市)と共同で開発。水路の周辺に宿泊棟を建設し、カヌー付きの部屋からは直接カヌーで内湖まで行くこともできる。
エバーグレイズ琵琶湖ゼネラルマネジャーの西村研吾さんは「カヌーで内湖まで行くと、アメリカの湿地帯のような雰囲気を味わえる。内湖からは比良山系が一望できて、四季折々の景色を楽しんでいただける。気軽に、手ぶらで会社帰りにグランピングをしていただければ」と呼び掛ける。
宿泊代は2万600円~。ステーキ、ロブスターなどのバーベキュー用食材も用意する。