「滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト」が現在、開催されている。主催は立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東1)食マネジメント学部の学生団体「ぎゅっと滋賀」。
滋賀の新しい土産菓子のアイデアを募集するコンテストで、菓子には、近江米や赤コンニャクなど滋賀の産品を使っているか、琵琶湖や信楽焼のタヌキなど滋賀ならではのイメージをあしらっていることが条件。コンテストは高校生以上の大人部門と中学生以下の子ども部門に分け、最優秀賞、佳作などを選定する。
「ぎゅっと滋賀」は、食を通して滋賀の魅力を発信する同大学食マネジメント学部の学生団体で、2019年に活動を始め、2020年にはほうじ茶ガトーショコラ「シガトー」を、2022年にはブーケ形京せんべい「アドベリーヌ」を、それぞれ商品化して平和堂各店や近鉄百貨店草津店で販売した。
商品化は、過去に開催した「滋賀ぎゅっとおみやげコンテスト」応募作品を基に企業のアドバイスを受け、学生が主体となって手がけた。販売でも、学生がルート開拓などを行った。
同団体代表で食マネジメント学部2年生の石塚望愛(のあ)さんは「商品開発に興味があったが、1人では何もできないので、皆でなら大きなことにチャレンジできるのではないかとぎゅっと滋賀に入った。昨年、『アドベリーヌ』のパッケージに自分の描いたイラストが採用され販売されているのがうれしかった。百貨店などで店頭販売も経験し、地域の人と直接つながりを持つことができ、学びにもなった」と振り返る。
5日には三井アウトレットパーク滋賀竜王(竜王町)でコンテスト周知のためのイベントを実施した。石塚さんは「子どもから大人まで50人が土産菓子のアイデアを出してくれた。県外の人に赤コンニャクやアオバナなど、滋賀の特産品を紹介することもできた」と話す。
同じく2年生で、「アドベリーヌ」のネーミングを考えた池上真央さんは今年、副代表を務める。「県内はもちろん、全国の人に応募してもらいたいので食に関係する大学のサークルに声をかける。47都道府県の各サークルに声をかける予定」と意気込む。
池上さんは「自分の案が商品になるチャンスはあまりない。わくわく感を味わってもらいたい。この機会に滋賀を知ってもらえれば」と期待を寄せる。
募集期間は9月25日まで。応募は、ウェブサイト、メール、郵送で受け付ける。書類選考後、12月23日に三井アウトレットパーク滋賀竜王で2次審査を行う。