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ビワマスを使った料理「湖魚膳」-守山の食材店、刺身と西京漬けで提供

湖魚膳「びわ鱒の刺身」。刺身は舌の上でとろけるほど柔らかく、鱒をそのまま味わうことができる。

湖魚膳「びわ鱒の刺身」。刺身は舌の上でとろけるほど柔らかく、鱒をそのまま味わうことができる。

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 滋賀産の食材にこだわる専門店「びわ湖の恵本舗」(守山市、TEL 077-598-1882)が9月1日より、ビワマスを使った料理「湖魚膳」を提供している。

びわ鱒の西京漬

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 「滋賀県の食材を使って全国にアピールしたい」と近江米のパフ米が入った生キャラメルや滋賀産のモモやウメを使用したジャムなど滋賀県の食材を使った商品を多数開発する同店。創業1年足らずで商品化した数は20種類以上。今回は同社社長の渡辺明子さんが「以前、漁師さんにいただいたビワマスがあまりにおいしく、『本当にびわ湖の魚か』と思うほど衝撃を受けた。近江牛に匹敵するブランドになるはず」と確信し考案した。

 ビワマスはびわ湖にのみ生息するサケ科に属する淡水魚で、成魚の全長は40~50センチほど。県水産課の担当者によると「ビワマスを滋賀のブランド食材とするために昨年より南郷水産センターに細胞内の水やうま味をそのまま閉じこめる冷凍技術を導入した。日持しにくく流通には乗りにくかったビワマスが年間通して供給できるようになった」という。

 湖魚膳は「びわ鱒の刺身」「びわ鱒の西京漬」の2種類を用意する。刺身は「ビワマスの味をそのまま味わうことができる。舌の上でとろけるほど柔らかく、トロ以上のおいしさかも」と渡辺さん。西京漬けは「ほんわりと甘い西京味噌がビワマスに染み込んで上品な味わい。脂がしっかりのっていてパサパサ感がなくしっとりとしている」と渡辺さん。ランチで来店し「びわ鱒の刺身」を食べ終えた男性客は「初めてビワマスを食べたが、こんなにおいしい魚はだったとは知らなかった。ショウガじょうゆとの相性が最高」と驚いた様子を見せた。価格は1,200円で、ご飯・季節の煮物が付く。

 渡辺さんは「今後、滋賀県のブランド食材として多くの人に味わってもらい知っていただければ」と期待を寄せる。

 営業時間は10時~18時。「びわ鱒の西京漬」は電話注文も受け付ける(10月以降は同店ホームページからインターネット注文も可能)。

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