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大津で「がれきのバイオリン」コンサートーバイオリンドクター発案で

「奇跡の一本松」が描かれたバイオリン

「奇跡の一本松」が描かれたバイオリン

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  バイオリン・プロジェクト「千の音色でつなぐ絆」によるバイオリンコンサート・講演会が、3月23日、ピアザ淡海(大津市におの浜1)で開催される。

大津でがれきバイオリン公演

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 「千」という数字には、千年に一度といわれた東日本大震災で亡くなられた人々へ向けた無数の祈り、被災者への無数の希望が託されている。震災の体験が風化しないよう、千人のバイオリニストが楽器を受け継ぎながら「千の音色」を奏でるという。

 プロジェクトの発案は、ストラディヴァリウスなどの名器の修理も手掛けるバイオリンドクターの中澤宗幸さん。バイオリン制作に使う木材は、津波で流されたがれき。中澤さんが制作した2台のバイオリンの裏には、陸前高田の「一本松」が描かれている。今回は、滋賀にゆかりのある4人のバイオリニストが演奏する。「一本松」の絵が描かれているものは、うち1本を使用する。

 第1部として、バイオリンコンサート(50分)。第2部では、プロジェクトを推進する「命をつなぐ木魂の会」会長の又川俊三さんが「人生二度なし~災い転じて福となす~」と題して講演(80分)する。

 主催の東日本大震災復興を応援する滋賀有志の会の北村大輔さんは「昨年8月、又川さんを通じて陸前高田市の小学校の清掃のボランティアを行ったことがきっかけで、滋賀でのコンサートが決まった。コンサートの代金は、『一本松』を再生したモニュメントの義援金として寄付する。思いのある方にぜひ聴きに来ていただきたい」と話す。 

 開演時間は13時30分~16時。チケット料金は、大人1,000円、大学生以下500円。申し込みは、日本大震災復興を応援する滋賀有志の会まで。メール(shigayuushi@gmail.com)か、専用用紙でファクス(0748-22-5558)。記入事項は、申し込み代表者の氏名(フリガナ)、チケット枚数、合計金額、郵便番号・住所、電話番号、ファクス番号。

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