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「近江富士においで野洲」プロジェクト、本格始動-ふるさと富士で地域活性化

「情報誌「発信!発見!近江富士においでやす」とご当地カレーの「型」」

「情報誌「発信!発見!近江富士においでやす」とご当地カレーの「型」」

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 「近江富士」の愛称で知られる野洲市の「三上山」をキーワードに、昨秋から同市の団体、企業など8団体が「近江富士プロジェクト協議会」を立ち上げ、活動を始めている。

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 同協議会の事業は本年度の滋賀県「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」にも採択され、情報誌の発行や、ホームページの開設、イベント開催などを通じ、周辺地域や団体の活性化を目指す。

 事務局を努めるNPO法人「びぃめ~る企画室」理事の柳田英代さんは「近江富士をシンボルマークに楽しいことをしていきたい」と話す。昨年10月に創刊した情報誌「発信!発見!近江富士においでやす」では、三上山の魅力や全国の「ふるさと富士」の紹介、周辺施設でのイベントなどを紹介。2万5000部を発行し、県内はもとより近県の道の駅などでも配布する。情報誌内容は同プロジェクトのホームページからも閲覧できる。

 イベントには、同プロジェクトの加盟団体であるイチゴ農園「苺屋はな」の「近江富士苺」を使った「親子ケーキ作り教室」や、「野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)」の「木の実のリース作り」などがあり、それぞれの個性を生かした内容となっている。

 「近江富士」と呼ばれる三上山は綺麗な円すい形が特徴。同プロジェクトでは、それをモチーフにしたカレーライスづくりの企画も進んでいる。試作段階では、家庭用オーブンでも焼ける陶芸粘土で「三上山」を忠実に再現し「型」を作成。この型を使ってご飯を盛り、カレーをかけて完成。名付けて「近江富士カレー」。
 柳田さんは「今後は周辺の飲食店にも声を掛け、店の個性でトッピングできる『ご当地カレー』として広めていきたい」と話す。近江富士カレーは3月10日・11日「滋賀県立希望が丘文化公園(竜王町)」で開催される「第2回希望が丘フリーマーケット」でお披露目の予定。

 同協議会では現在、サポーターを募集している。詳しくは事務局(TEL077-514-7955)まで。

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