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「ラ・フォル・ジュルネびわ湖2012」開催へ-「ロシアの祭典」テーマに3日間

びわ湖ホールで記者会見するルネ・マルタンさん(右から2人目)

びわ湖ホールで記者会見するルネ・マルタンさん(右から2人目)

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 滋賀県立芸術劇場「びわ湖ホール」(大津市打出浜)で4月28日~30日、クラシック演奏会の常識を覆すユニークなコンセプトの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)びわ湖2012」が開催される。

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 ラ・フォル・ジュルネとは、アーティスティック・ディレクターを務めるフランスの音楽プロデューサー、ルネ・マルタンさんが1995年にフランス北西部の港町ナントで始めたクラシック音楽祭。世界の優れた音楽家の演奏を誰もが気軽に楽しめるよう、複数の会場で45分間程度のコンサートを低料金で数日間開催する。演奏会を「はしご」して楽しめるのが大きな魅力。

 3回目となる今回のテーマは「サクル・リュス(ロシアの祭典)」。発表会見で、マルタンさんは「ロシアクラシックの歴史は今年創立150周年を迎えたサンクトペテルブルグ音楽院が始まりで意外に短い。魂に何かが触れるように心を揺さぶる力強さがある。映画音楽にもよく使われ、50年代のアメリカ映画には相当使われた。決してアカデミックで難しいものでなく、誰もが入りやすい音楽なのでその素晴らしさを楽しんでいただきたい」と説明する。

 期間中、ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)やドミトリー・リス(指揮)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団など国内外の演奏家を招き、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーなどロシアの作曲家たちの音楽が披露される。

 4月28日はプレイベントとして、ロシア音楽と書道・バレエのコラボレーション、レクチャーやコンサート、公開マスタークラスなどを開催。29日・30日が本公演となり、同ホールが備える大中小の3ホールで19の有料公演(500円~2,000円)のほか、メーンロビーや湖畔広場では無料コンサートなど、合わせて40の公演を予定している。

 キッズプログラムや飲食・物販ブースも設け、子どもから大人まで幅広い世代が一日楽しめるイベントを目指し、昨年と同程度の2万8000人の来場を見込む。

 チケットは3月26日よりびわ湖ホール友の会優先販売。一般発売は4月1日。問い合わせはびわ湖ホールチケットセンター(TEL 077-523-7136)まで。

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