トヨタカローラ滋賀(草津市東草津)が5月18日、滋賀県社会人サッカー2部リーグのヴィアベンテン滋賀とパートナー契約を結び、「ヴィアベンテン号」の贈呈式を開催した。
トヨタカローラ滋賀の岩城正憲社長からヴィアベンテン滋賀代表の村田和哉さんに「ヴィアベンテン号」が無償貸与された。贈られたのは、ヴィアベンテン滋賀のロゴが前後左右4カ所にラッピングされた7人乗りの「NOAH」で、選手が試合や地域貢献活動の時に乗車する。
トヨタカローラ滋賀営業本部長の松本賢司さんは「ヴィアベンテン滋賀の地域貢献活動に感銘を受けて今回のサポートを決めた」と話す。
2017(平成29)年にJリーグ清水エスパルスの選手だった村田さんが参加した「夢をつかめ!滋賀オールスタージュニア野球・サッカー教室」をトヨタカローラ滋賀が支援したのが村田さんとトヨタカローラ滋賀の出合いだったという。松本さんは「村田さんは現役時代から今でも、県内の学校を回って夢授業を続けている。トヨタカローラ滋賀も県内の学校に出前授業をしている。地元の企業として滋賀の子どもたちに元気や夢を与えたいという思いがあり、村田さんと向かっていく方向が同じ」と話す。
「ヴィアベンテン号で小学校に行ったら、子どもに夢を与えられると思う。ヴィアベンテン滋賀の活動を地域の人に知ってもらいたい。移動時間にゆっくりできるように乗り心地の良い仕様の車にした。試合や夢授業、サッカー教室などの地域活動に活用してもらいたい」とも。
村田さんは「子どもたちに『夢はかなう』と夢授業を各地で行っているが、僕自身の夢を書いた『夢ノート』には、『トヨタから車をもらう』と書いていた。今回、夢を実現させた。ほかにもノートに書いたことを一つずつ実現させている。最近の子どもは夢を持っていないというが、それは大人が夢を持っていないから。『滋賀にJリーグを』という大きな夢を掲げる大人の挑戦を応援してくれる企業が増えてうれしい」と感謝する。
10月8日・9日に希望が丘文化公園(野洲市北櫻)で開催される「カローラフェスタ」でヴィアベンテン滋賀のサッカー教室を行う。松本さんは「今後も一緒に子どもを楽しませる活動をしたい」と話す。
ヴィアベンテン滋賀が所属する滋賀県社会人サッカー2部リーグは、5月21日に開幕する。