綿花の収穫祭が10月5日、ヤンマーサンセットマリーナ(守山市水保町)で開かれ、市内のこども園・保育園に通う園児23人が綿花の収穫やワークショップを体験した。
メーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市)が中心となり、国産綿花の栽培からシャツの製造・販売まで、全工程の国内完結を目指す取り組み「鎌倉シャツ コットンプロジェクト」の一環。守山市では2025年から始まり、今年で2年目を迎えた。
収穫祭には、速野カナリヤこども園の園児18人とカナリヤ第二保育園の園児5人が参加した。同園の園児は5月に綿花の種まきにも参加している。園児たちは、白くふわふわに育った綿花を一つずつ手に取り、優しく引っ張って収穫。園児たちは袋を手に畑の中を歩きながら、綿花を探して収穫した。
ヤンマーサンセットマリーナのスタッフが綿花は黄色だった花がピンク色に変化し、その後に実になることを紹介した。綿花を触った園児からは「ふわふわのお餅みたい」といった声も聞かれた。
収穫後は、綿花の中から硬い種を取り出す作業を体験。種を取り除いた白い綿を使って、園で描いてきた羊の絵に綿を貼り付けるワークショップに取り組んだ。園児たちは綿を貼り重ね、ふわふわした羊を完成させた。
カナリヤ第二保育園の保育士は「綿花や種を実際に見たり触れたりすることは、衣服の素材とのつながりを想像する体験になる。種から育つ過程、花の色の変化、葉の形や手触りなども自分で見て、触って体験できた。子どもたちが植物への関心を持つ機会になっている」と話す。
同プロジェクトでは、村田製作所の社内ベンチャーであるピエクレックスが推進する循環インフラ「P-FACTS(ピーファクツ)」の技術を取り入れている。P-FACTSは、植物由来の合成繊維「ピエクレックス」を使った衣類を回収し、堆肥化までを一貫して行う仕組みで、市内の綿花栽培には同技術によって作られた堆肥を活用している。
今年の作付け規模は約300株で、60メートルの畝2本。今回収穫したのはその一部分で、収穫した綿花は鎌倉シャツの製品原料の一部として活用する。