大津市在住で立命館守山高校3年生の大島朱莉さんが10月3日、第20回アジア競技大会セーリング競技のウインドサーフィン女子ユースiQFOiL級で銀メダルを獲得した。
「ボラには当たらず、レースを終えることができた」(写真提供=大島朱莉さん)
大島さんが出場した競技は豊田自動織機海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で9月29日から10月3日まで行われた。初日と2日目は風が弱く、レースが成立しなかった。風が吹き始めればレースが行われる可能性もあり、大島さんは海上で風を待った。「ずっとどきどきしている状態で待たされた。風がない状態でもレースを行う可能性があり、不安が大きかった」と振り返る。
10月1日は台風の影響で約12ノットの風が吹き、5レースを行った。大島さんは2位、3位、1位、2位、4位の成績を収めた。3レース目では、風やコースを冷静に判断し、途中で順位を落としながらもコース選択によって逆転。1位を獲得した。「iQFOiLの面白さは、コース展開で逆転できるところ。自分のコース選択が良くて逆転することができた」と話す。レース前には、コーチや気象の専門家から潮流や地形について情報を得て、準備を進めていたという。
翌2日も台風の影響で強い風が吹き、5レースを行った。強風を得意とする大島さんだったが、香港の選手が全レースで1位となり、大島さんは全て2位だった。香港の選手はスタート後のスピードやフィジカル面で優位に立ち、大島さんは相手を追う展開が続いた。大島さんは相手が最短距離を外れて走る場面に着目し、追い抜く機会を探った。「どこで抜けるか、チャンスを判断しながら走っていた。何回かチャレンジしたが、なかなか抜ききれなかった」と悔しさをにじませる。最終日も1レースを行い、2位でフィニッシュ。総合2位で大会を終えた。
銀メダルを獲得した大島さんは「ここまで来られたのは、周りの支えがあったから。32年ぶりの自国開催で、ユース代表として出場できたことに感謝している。メダルを首にかけた瞬間、いろいろな重みを感じて、本当に感動した」と振り返る。
「これまで出場した大会の中で最も大きな大会でメダルを獲得したが、目標としていた金メダルには届かなかった。銀メダルは本当にうれしいが、金メダルを目指してやっている。悔しさを次の目標につなげたい」と意気込む。