あっさり濃厚「イノシシラーメン」-草津の欧風レストランが商品化

「季ごころ」が、新たにイノシシの肉を使ったラーメン「ししラーメン」を商品化した。

「季ごころ」が、新たにイノシシの肉を使ったラーメン「ししラーメン」を商品化した。

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 イノシシの肉を使ったハンバーガー「ししバーガー」で話題を集めた草津の欧風レストラン「季ごころ」(草津市草津2)が、新たにイノシシの肉を使ったラーメン「ししラーメン」を商品化した。

イノシシ肉のトマト煮込み

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 同店では今年2月、「けだもののイメージが強いイノシシ肉を幅広い人に知ってもらいおいしい食材として提供できれば」(店長の瀬川さん)とイノシシ肉を使った「ししバーガー」を商品化し、ラジオや新聞でも紹介され話題を集めた。今回は「イノシシ肉を煮込んだところ非常においしいダシが取れた。それを生かした身近なものを作りたかった」とイノシシ肉を使ったラーメンの商品化に取り組んだ。

 イノシシ肉は有害鳥獣として駆除したイノシシを食資源として有効活用し、特産品にしようとする取り組みを行っている佐賀県武雄市産のもので、一番臭みのない30キログラム前後の肉を使用。今回の「ししラーメン」の調理のコツは、「イノシシの風味をそのまま保つために、だしと麺を別々にゆで肉をそのままのせる」ことだという。

 瀬川さんは「あっさりだが濃厚で洋風っぽさを損なわないように仕上げた。イノシシの肉は脂が少ない上に栄養価が高く、年配の方から子どもまで進んで食べられる」と話す。価格は700円(テークアウト限定)。

 瀬川さんは「イノシシの硬さや臭みなど悪いイメージを取り除けるのは料理人だけ。働く人の元気の源となる食材をたくさんの人に提供し、元気になってもらいたい」と話す。「イノシシ肉を使ったトマト煮込みやカレーも味わってもらえれば」とも。

 営業時間は11時30分~14時30分、15時~17時、17時30分~21時30分。月曜定休。

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