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コカ・コーラ社長が琵琶湖のごみ拾い 散乱ごみ調査も

琵琶湖のごみを拾う日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長と宮本和宏守山市長

琵琶湖のごみを拾う日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長と宮本和宏守山市長

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 赤野井漁港(守山市赤野井町)で6月27日、清掃活動と散乱ごみ調査が実施され、宮本和宏守山市長、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長、同社守山工場の梶原隆雄工場長が参加した。

清掃活動に参加したコカ・コーラ社員と守山市長

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 宮本市長、ガルドゥニョ社長、梶原工場長は漁港から漁船に乗り、琵琶湖の中に入って湖底のごみを拾った。3人は、タイヤや20数年前の空き缶など多くのごみに驚きの声を上げながら清掃活動を行った。

 守山市には日本コカ・コーラの原液工場があり、約800品種の製品の原材料を製造している。原液工場は日本には守山工場のみ。同社広報の飯田征樹さんは「飲料メーカーとして今までも地域貢献活動に参加してきたが、清掃活動から一歩進めて琵琶湖のごみ調査を開始した。現在、国内のペットボトル回収率は98%以上と推計されるが、残りの2%を回収するためにはどこからどういう形で流出しているかを科学的に理解することが必要」と話す。

 守山・大津市内80カ所を同社社員400人が清掃活動をしながら、大阪商業大学原田禎夫准教授が開発したアプリ「ごみマップ」にごみのある場所を記録し、データを集めて分析結果を活用する。

 宮本守山市長は「日本が持続可能な社会になるために大事な時を迎えている。世界的にも課題になっているプラスチックごみを調査し、地球環境を守りたい」と話した。

 ガルドゥニョ社長は「滋賀は2度目だが、美しいところだと思う。ごみの問題は、一企業、一業界では解決できないので、協力し合っていきたい。ごみがどこから流れ着いてきたか知る機会を得られた。学ぶ機会を与えてくれて感謝している」と話した。

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