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滋賀レイクス負傷者続出も愛媛に2連勝 「MVPはチームスタッフ」

けが人が相次ぐ中、15得点、4アシスト、9ファウルドローンと活躍した湧川選手

けが人が相次ぐ中、15得点、4アシスト、9ファウルドローンと活躍した湧川選手

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 Bリーグ2部の滋賀レイクスが3月2日・3日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で愛媛オレンジバイキングスに2連勝した。

けがをした野本選手を運ぶ川真田選手

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 今節はブロック・モータム選手が欠場。2日の試合開始早々にジャスティン・バーレル選手が腰を痛め、ベンチに下がる。1クオーター(Q)終盤にはコートに戻ったが、バーレル選手の出場時間が普段より短くなる中、交代出場した日本代表で身長204センチの川真田紘也選手が得点、リバウンドでチームに貢献。滋賀はベンチ入りした全員が出場し、4選手が2桁得点の活躍を見せ、88-58で快勝した。

 3日はモータム選手とキャプテンの柏倉哲平選手が欠場。今シーズン出場時間も増え、得点、アシストだけでなくディフェンスでもチームに貢献している野本大智選手が試合開始早々にけがをして、野本選手と柏倉選手、司令塔のポイントガードの選手が2人も出場できない事態となった。

 滋賀は終始3ポイント(P)シュートが入らず苦しい展開となるが、野本選手に代わって出場した湧川颯斗選手がドリブルでゴールにアタックし続け、何とかリードを守り、81-74で辛勝した。21得点でMVPに選ばれたバーレル選手はマネジャーやメディカルスタッフなどをコート上に呼び、「2日のけがで出場できないかと思ったが、チームスタッフのハードワークのおかげでプレーできた。今日のMVPはチームスタッフ」と感謝した。

 ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は湧川選手について「毎週のように成長している選手。いつも懸命に働き続けている姿勢や態度はありがたい。高卒プロのいい例になっている。リーグの中でもベストな選手の一人なので、次は日本代表に入れるように準備できれば」と評価する。

 湧川選手は「今日は3Pが入らなかったが、ペイントアタックとフリースローで得点できた。3Qまでに15点取ろうと思って積極的にいった。柏倉選手と野本選手が出場できない中、うまくつなぐことができた」と振り返った。

 2日に11得点した川真田選手は、3日は15得点でキャリアハイを更新。試合後のインタビューでは「皆さんは幸運なことに僕のキャリアハイの日に出合えたので、いい一日を過ごせたのではないか」と観客にアピールした。シュート確率70%と高かったが、「フリースローや、ゴール下でちゃんと決めていればもっと点は取れていた。キャリアハイを取ったとはいえ、細かいところを頑張って、もっと点を取りたい」と意欲を見せた。

 野本選手がけがをした時、抱き上げてベンチまで連れていった川真田選手は「担架が来なかったので抱っこして運んだ。野本選手には『僕と同じけがやっちゃったね』と話した。戻ろうとしたら『置いていくのか』と笑顔で言っていたので大丈夫だと思う」と話した。

 4日、野本選手のけがは左足関節捻挫で全治4~6 週間程度と発表された。

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