ギャラリー唐橋（大津市唐橋町、TEL 077-531-1310）で12月5日～7日、社会福祉事業所「れもん会社」（大津市平津2）で作られたお菓子や木工品などを展示販売する「冬物語」が開催される。

木工品には新商品も

　「れもん会社」は、障がい者が地域で自立して暮らし働くことのできる社会の実現を目指し、1989年に社会福祉法人湘南学園が始めた障害福祉事業所。「働く場」ということをイメージしやすくするために「会社」と名付け、利用者を「社員さん」と呼んでいる。

　同展は16回目。昨年までは草津市内で開いていおり、同ギャラリーでは初の開催となる。3年前に施設内にオープンした「れもんショップ」をはじめ、地域で開催されるイベントなどにも出店しているが、同展は「夏の市」とともに年2回のメーンイベントとなっている。

　「ものつくり班（木工、織り・刺しゅう）」「クッキー班」「就労移行班」の3つの班に分かれ、ものつくりの木工では木のおもちゃや雑貨を中心に、織り・刺しゅうでは「さをり織り」や布商品・小物・雑貨などを、クッキー班ではクッキーを中心にラスクやケーキ、タルトなどの焼き菓子に加え、同展ではロールケーキやシュークリームも販売する。

　「売上げアップによる社員さんの給料アップを目指している。社員・スタッフともども、お客さまに喜んでもらえる『売れる』商品の製造に日々励んでいる」と販売担当の森龍平さん。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時まで）。入場無料。当日は、来場者にミニ絵馬を配る予定。