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大津のホテルに「アマビエ飛び出し坊や」 支配人が飛び出し坊や愛語る

アマビエ飛び出し坊やと琵琶レイクオーツカ支配人の山極さん

アマビエ飛び出し坊やと琵琶レイクオーツカ支配人の山極さん

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 無事故祈願と疫病よけを願って「飛び出しビワイチアマビエ」が3月15日、琵琶レイクオーツカ(大津市南小松)に設置された。

自転車に乗った「ビワイチ」バージョンを作った

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 発案者は同ホテル支配人の山極明宏さん。2020年6月にも「アマビエさま飛び出し坊や」を設置したが、「第2波、3波、緊急事態宣言と再び暗いニュースが続いたので、再度明るいニュースを届けたい」と製作を決めた。表面はアマビエが自転車に乗っている姿を描き、裏面はアマビエの扮装(ふんそう)をした飛び出し坊やが自転車に乗っている姿を描いた。山極さんは「1月に私の自転車に乗ったアマビエさまがホテルの前の琵琶湖から出てきて何かを言い、自転車だけ置いて琵琶湖に帰って行った夢を見た。スタッフにこの話をすると、アマビエさま飛び出し坊やの第2弾を作りましょうとなった」と振り返る。

 山極さんはツイッター、インスタグラム共に1000人以上のフォロワーを持つ有名な「飛び出し坊やマニア」で、県内をバイクや自転車で回り、飛び出し坊やの写真をコレクションしている。山極さんと飛び出し坊やの出合いは10年前。バイクでの通勤中、「目がぎょろっとした飛び出し坊やと目がばっちり合った」ことがきっかけと話す。「こんな顔をした坊やもいるのか」と衝撃を受けた山極さんは、休日ごとにバイクで回って写真を撮り始めた。今は自転車でビワイチ(琵琶湖一周)サイクリングをしながら飛び出し坊やを探している。飛び出し坊やの写真展も開催した。

 飛び出し坊やの魅力について、「滋賀県が発祥の地ともいわれているまさに『滋賀の文化』だと思う。滋賀には他県に比べて手作りの個性的な坊やも多い。いろんな顔、表情、キャラクターと多種多様。月日がたつと色あせ、表情も変わる。その『成長』を見るのも楽しみ。最後はあの世へと旅立ち、新たな飛び出し坊やが誕生する。終わりなき『飛び出し坊や模様』。深い飛び出し坊や文化の探求が好き」と話す。

 「もっと素晴らしい飛び出し坊ややアマビエの写真が見たい」と、インスタグラムでフォトコンテストを開催している。飛び出し坊ややアマビエ、サイクリング、滋賀に関する写真をインスタグラムに投稿すると、入賞者には琵琶レイクオーツカの宿泊券や信楽焼のアマビエなどが進呈される。

 山極さんは「ビワイチ達成と無事故祈願、疫病よけを願って飛び出しビワイチアマビエさまを撮影してお守りにしてもらえれば」と呼び掛ける。

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