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滋賀レイクスターズ伊藤大司選手が引退 「心からI Love Basketball」

2020-21シーズン初勝利の後、狩俣昌也選手とハグをする伊藤大司選手

2020-21シーズン初勝利の後、狩俣昌也選手とハグをする伊藤大司選手

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Bリーグ1部の滋賀レイクスターズ所属の伊藤大司選手が6月4日、現役引退を発表した。

最終戦の試合前に笑顔を見せる伊藤大司選手

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 伊藤選手は1986(昭和61)年12月22日三重県生まれの34歳。中学卒業後アメリカに留学し、モントローズ・クリスチャン高校ではケビン・デュラント選手(ブルックリン・ネッツ)らと一緒にプレーした。NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のポートランド大学に進学し、キャプテンも務めた。

 大学卒業後の2010(平成22)年、トヨタ自動車(現アルバルク東京)にプロ選手として入団。2011(平成23)年に日本代表としてウィリアム・ジョーンズ杯に出場した。11-12シーズンにはトヨタ自動車の主力として天皇杯、JBLの2冠を達成。Bリーグ発足後はアルバルク東京、レバンガ北海道を経て2018-19シーズンに滋賀レイクスターズに加入し、2020-21シーズンまでで125試合に出場。4月4日の京都ハンナリーズ戦でキャリア通算500試合出場を達成した。滋賀ではオフコートキャプテンを務め、コート内外でチームを支えた。

 2シーズンぶりに先発出場した2020年12月13日の宇都宮ブレックス戦では、ミスをした若手選手を鼓舞し続け、宇都宮の速攻を止めるためのスチールやファウルなど、伊藤選手の判断の良さで流れを渡さず、東地区1位の宇都宮に勝利した。

 伊藤選手は球団広報を通して「結果として現れない現実を突きつけられた悔しさ。それでも応援していただいているファンの皆さんに勝利を届けられなかった悲しさ。そんな中でも1つ1つの勝利を得られたときの喜び。ファンの皆さんの喜ぶ姿や笑顔を見られた時の安心感。自分たちは最後まで戦うぞという姿勢を見せ続けてくれたチームメイトに対しての誇り。思い返すとたくさんの感情が溢れてきます。全てが僕にとって本当に貴重な3年間だったと思っています。結果が良くても悪くても、メンバーが変わっても、どんな時でも最後まで応援やサポートを続けてくださったレイクスブースターの皆さん。皆さんの支えがあったからこそ、このチームは最後まで気持ちを持って戦えてこられたのだと思っています」(原文ママ)とコメントした。

 インスタグラムでは「引退に直面している今、更にバスケットボールは素晴らしいものだと気づいています。心から“I Love Basketball“と思っています。そして死ぬまで思い続けることでしょう」(原文ママ)と投稿した。

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