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立命館大びわこ・くさつキャンパス内にレストラン 学生とメニュー開発も

「名物トリュフマッシュハンバーグ」など11時~15時に提供するランチセット

「名物トリュフマッシュハンバーグ」など11時~15時に提供するランチセット

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 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東)内に11月10日、レストラン「Forest Dining nadeshico」がグランドオープンした。

立命館大学食マネジメント学部学長の天野さんとnadeshico社長の細川さん

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 びわこ・くさつキャンパスの正門近くのフロントゾーンエリアに位置し、学生だけでなく、一般客も利用できる。近江米、近江牛、地元産野菜など滋賀県産の食材を使い、「安心でおいしくおしゃれ」をコンセプトとしている。

 2019年12月に閉店した喫茶・グリル「C-cube」を全面改装し、滋賀県内に飲食店を展開する「nadeshico」(長浜市)が運営する。「名物トリュフマッシュハンバーグ」は手ごねにこだわり、既存の学生食堂との違いを打ち出した。近江牛のボロネーゼや近江鶏のカツレツ、スパイシーチキンキーマカレー、パンケーキなどを提供する。

 大学側から新型コロナウイルス対策として会計時の混雑緩和を依頼されたnadeshicoが自社でモバイルオーダーアプリを開発。アプリで事前注文、モバイル決済ができる。

 同社は7月に立命館大学食マネジメント学部と連携協力に関する協定を締結し、食マネジメント学部の学生と共に、早期出荷で近江牛の育成期間に足りず、近江牛として出荷できなかった牛肉を使ったカレーの開発に取り組んでいる。

 食マネジメント学部学部長の天野耕二さんは「学生を外に連れて行き、現場で学ぶ取り組みをしていたが、コロナ禍で外に出て行くことができなくなってしまった。キャンパス内に学ぶ現場があるというのが大きい。地域の人も交ざり合い、新しい学びがキャンパス内でできる。待望の場所ができた」と喜ぶ。

 nadeshico社長の細川雄也さんは「草津市内にビニールハウスがたくさんあるが、栽培した野菜の多くは京都や大阪に出荷される。京都の市場から滋賀の飲食店に戻ってくることもある。滋賀の飲食店が地元の食材を使うことは、実はハードルが高い。流通コストや地産地消など、大学と課題の解決に取り組みたい」と話す。

 営業時間は月曜~金曜=9時~21時、土曜=11時~15時。9時~11時はコーヒーのみの提供。日曜・祝日定休。立命館大学授業日は祝日も営業。

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