守山商工会議所が主催する若手社員向け研修「守山同期会 Same」が8月6日、守山市役所で始まった。
守山市内の企業などに所属する入社おおむね3年以内の若手社員に事業所の垣根を越えて交流してもらい、守山を題材にしたボードゲームの作成に取り組んでもらう同プログラム。中小企業などで同世代の社員が少なく、仕事の悩みを相談できる相手がいない若手社員に、会社を越えた「同期」のつながりをつくってもらうのが目的。8月6日から11月19日までの全7回で、フィールドワークやアイデア出し、デザイン制作、成果報告などを行う。
6日は7人が参加。名前や所属、休日の趣味などを交えた1分間の自己紹介を行い、互いの理解を深めた。その後、各テーブルでボードゲームを体験しながら、作成するボードゲームへの理解を深めた。
続いて行ったアイデアづくりワークショップでは、地域課題に取り組むリビングラボ活動団体「co.shiga」の代表理事 中野龍馬さんが講師を務めた。課題を起点に考え、その課題を解決することで関係する3者がそれぞれ利益を得られるアイデアを考える方法を紹介した。
「会社で新しい挑戦が生まれる会社をつくりたい社長」という例題を使った話し合いでは、参加者がワークシートを使ってアイデアを考え、3つのグループに分かれて意見をまとめた。
各グループから出た案は「社長の口癖を『やってみよう!』に変える」「社内コンテストを行い実証まで至らなかったアイデアにも賞を与える」「アイデアに報奨金を出す」「座席配置やチームづくりを会社で支援する」など。グループでアイデアを絞り込み、最終的に「定時で帰れる会社づくり」という案も発表した。
参加した特別養護老人ホーム ゆいの里の竹田さんは「いろいろな職種の人と交流することで、仕事への考え方や取り組み方を学び、自分自身の成長へとつなげたいと思い参加を希望した」と話す。初回を終え、「年齢も職業もさまざまだったが、ボードゲームを一緒に行うことがお互いのことを知るきっかけになった」とも。今後については「仕事に生かせるコミュニケーション力をつけたい」と意欲を見せる。
中野さんは「単なる交流会ではなく、フィールドワークやボードゲーム制作という共通のプロジェクトに取り組むことで、自然な関係性をつくり、協調性や合意形成なども学んでもらいたい。将来的には、研修が終わった後も参加者同士のつながりが残り、守山で働き続ける上での支えになるようなコミュニティーにしていきたい」と話す。