アートを通して琵琶湖と人との関わりを見つめる展覧会「BIWAKO BETWEEN」の関連イベントが10月31日、オーパルオプテックス(大津市雄琴)で開催された。
琵琶湖の固有種ビワコオオナマズ、ヨドゼゼラなどをモチーフにした陶器
陶芸作家の仲西えりさんが講師を務め、ビワコオオナマズ、ビワマス、ヨドゼゼラなど琵琶湖の固有種をモチーフにした魚型の陶器への色付けを行った。
一般応募者のほか、オーパルオプテックスの体操教室の生徒らが参加した。参加者は魚形の陶器に釉薬(ゆうやく)やアクリル絵の具を使って自由に色付けした。小学3年の男子児童は母親と一緒に参加。魚が好きで、アユやイサザ、ビワヒガイなどを釣った経験もあるという。「魚に色を付けるのが楽しい」と話していた。
仲西さんは、大阪で子ども向けに絵画や工作、陶芸を教えている。名前が「えり」であることから琵琶湖の伝統漁法であるエリ漁に興味を持ち、漁を体験したことが琵琶湖での活動に関わるきっかけになったという。「エリ漁を体験して感動した。それまでは教える仕事が中心だったが、自分で作品を作りたくなった」と振り返る。琵琶湖と周辺の暮らしを体験して作品制作や展示を行う「BIWAKOアーティスト・イン・レジデンス」に参加し、琵琶湖の魚をモチーフにした陶器の皿を制作するようになったという。
「BIWAKO BETWEEN」は、琵琶湖と人との営みをテーマにしたアート展。5月から10月までオーパルオプテックスで開催された。18組のアーティストや研究室が琵琶湖に滞在し、漁や湖周辺の暮らしを体験する中で得た気付きや感覚を基に作品を制作した。映像や写真、立体、工芸などそれぞれの手法で琵琶湖との関係を表現した。
イベントを主催したフィッシャーアーキテクトの駒井健也さんは「楽しみながらアートに触れてもらうことは、子どもたちにとっていいことだと思う。作品展示も見て、琵琶湖を表現するいろいろな作品があることを知ってもらえたと思う」と話す。