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守山市役所で中小企業向け「ひとり広報教室」 社内広報の実践を学ぶ

守山市で行われた「ひとり広報教室」

守山市で行われた「ひとり広報教室」

 中小企業の広報担当者らを対象とした講座「ひとり広報教室~今日、学び尽くす~」が10月26日、守山市役所(守山市吉身2)で開催された。主催は守山商工会議所。

広報の基本について話す田ケ原さん

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 広報支援を手がける「しがとせかい」(湖南市)が運営。広報の基本から社内外への情報発信、広報計画の立て方までを学んだ。県内の広報担当者や個人事業主など32人が参加した。

 午前の講座では、京都新聞草津総局長の日下田貴政さんと、びわ湖大津経済新聞の山中輝子記者が登壇。地域メディアが情報を取り上げる際の視点や、プレスリリースの作成、情報提供のタイミングなどについて解説した。

 午後は、PR TIMESのプレスリリースエバンジェリストを務める田ケ原恵美さんが「会社の広報って何するの?」をテーマに講義した。田ケ原さんは、広報を単なる認知度向上のための活動ではなく、企業や商品、サービスへの理解を深め、社会との信頼関係を育む仕事と説明。プレスリリースや報道機関との関係づくり、SNS、自社メディアなど、それぞれの媒体の役割を整理し、自社がなぜその事業に取り組むのかを言葉にして伝える必要性を説いた。

 その後、県内企業の広報担当者が実践例を共有。澤村(高島市)の和田遼香さんと尾賀亀(近江八幡市)の藤井彩加さんが登壇し、社内広報の進め方や、社内の協力を得ながら情報発信を続ける工夫などを紹介した。

 藤井さんは、広報を社会からの信頼を積み重ねる活動と位置付け、ウェブサイトやSNSなどの運用に加え、社内の各事業部を訪ねて取材し、社員との関係を築くことを重視してきたと説明。和田さんも、社内で協力を得るためには、全員と一度に関係を築こうとするのではなく、まずは社内で影響力のある人を見つけ、連携を広げていくことが大切だと伝えた。

 続くワークショップでは、参加者が自社の課題や広報の目標、協力を得たい相手、成果の確認方法などを整理し、広報計画の作成に取り組んだ。参加者同士で計画を共有し、経営者への提案を想定しながら内容を検討した。しがとせかいの中野龍馬さんは「作成した広報計画を社長に提出する時に『会社の10年後を考えました』と言ってほしい」と参加者に呼びかけた。

 アガタ電子(草津市草津4)で広報を担当する木次美奈子さんは、「広報経験者の話を聞いて、自分一人だけでは広報活動はできないと感じた。広報活動によって仕事が増えれば、現場の負担も増える。だからこそ、社員にも広報の目的や会社にとっての必要性を理解してもらえるようにしたい。他の会社の広報担当者と悩みを共有できて良かった」と話した。