守山市立守山中学校(守山市石田町)2年の村井大輝さんが10月30日、11月1日に夢の島公園アーチェリー場(東京都)で開かれる「第68回全日本ターゲットアーチェリー選手権大会」に出場する。
アーチェリーの記録会に出場した村井さん(写真提供=アシストアーチェリー)
大学生や社会人のトップ選手が年齢区分なしで日本一を争う大会。村井さんが出場するのは、屋外で70メートル先の的を狙うリカーブ男子部門。直径122センチの的に72本の矢を射り、合計720点満点で競う。出場選考は、過去1年間の公認大会で記録した得点を基に行う。今年はリカーブ男子の143人が申請し、出場者は108人。通過ラインは2回の合計1289点で、過去5年で最も高かった。
村井さんがアーチェリーを始めたのは小学1年生の時。静岡県への旅行中に体験したことがきっかけだったという。小学5年時、愛知県で開かれた全国規模の大会で同世代の選手から刺激を受け、もっと上達したいと考え、練習に力を入れるようになった。それまでは週1回程度だった練習を増やし、ほぼ毎日練習に取り組んできた。小学6年と中学1年の時には、全国大会で準優勝を経験している。
村井さんは選考期間最終日の9月21日、大阪府の公認記録会で720点満点中650点を記録した。650点は1本平均9点以上に相当する。
村井さんが所属するアシストアーチェリー理事長で監督の神省吾さんは、村井さんの強みについて「競技をしていると調子のいい時も悪い時もある。いい時はみんな頑張るが、悪い時にも頑張れるところが村井さんのいいところ。今年の春から夏にかけても、かなり調子が落ちていたが、練習量を減らすことなく、むしろ頑張っていた。そういうところが強さにつながっていると思う」と話す。
村井さんは、アーチェリーの魅力について「70メートルでは数ミリのミスが、的の前では数十センチのずれになってしまう。風や雨でも点数が落ちるところが難しい。難しい分、当たった時やいい点数が出た時はとてもうれしい」と話す。
競技では、同じ射り方を繰り返すことを重視している。コーチの助言を受けながら射形を動画で撮影し、練習時と試合時の違いを確認するほか、父親が記録した得点や着弾位置も分析する。特に課題としているのは、6点以下の矢を減らすこと。試合後には風の強さや得点分布、大きく外した後の立て直しなどを振り返り、次の試合に生かしている。
村井さんは「アーチェリーは練習の積み重ねが結果に表れるので、自分にうそがつけない競技」と話す。個人競技として自分自身と向き合う難しさも感じているという。ミスをした後に考え込みすぎず、次の射につなげることも課題にしている。
大会での目標は優勝。「今まで積み上げてきた実力をしっかりと出し、周りを圧倒するようなプレーを見せたい」と意気込む。