一万食限定「近江牛丼」売れ行き好調-全国から問い合わせも

ローソンの陳列棚にずらりと並んだ「近江牛丼」のパッケージ。

ローソンの陳列棚にずらりと並んだ「近江牛丼」のパッケージ。

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 近江牛や滋賀県産の野菜だけを使った「近江牛丼」の販売が3月14日に始まり、早くも話題を呼んでいる。

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 同商品は近江牛専門店のサカエヤ(草津市追分町)、食品製造・販売を手がける「いのうえ」(大津市丸の内町)らが、びわ湖放送の番組「勇さんのびわ湖カンパニー」(毎週金曜24時20分~25時)内で企画。昨年、話題を集めた「大津まるごとカレー」に次ぐ第2弾となるもので、半年をかけて開発した。

 使用する牛肉は繁殖一貫経営を行っている木下牧場(近江八幡市)の近江牛4頭を丸ごと使用。サカエヤの新保吉伸社長は「レトルト特有のパサつきが全くない究極の牛丼が仕上がった」と自信を見せ、「唯一の誤算は霜降りの肉が調理の途中で中に溶け込んでしまったこと」と笑う。

 具材には近江牛のほか、近江八幡の名産「赤こんにゃく」やほんのりとした甘さが特徴の「信長ねぎ」、滋賀県唯一のキノコマイスターの資格を持つ杉田さんが作る「シイタケ」など、すべて滋賀県産のものを使用。レトルトパック1食入りで、価格は680円。滋賀県内のローソン125店舗、サカエヤのホームページなどで販売している。

 自社のサイトで販売を行っている新保さんは「既にネットでの販売予定数の半分が終了。滋賀県内だけでなく、全国各地から注文が入っている」と話し、「いのうえ」の井上修司さんは「売れ行きはすこぶる好調。このままのペースでいくと販売から2週間を待たずして完売してしまうのでは」と予想する。

 新保さんは「近江牛丼が近江牛を知るきっかけになればうれしい」とし、「要望があれば、今後第2弾にも挑戦したい」とも。

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