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大津に「子どもほっとステーション」-子どもの居場所づくりを市と協働で

夏休みはかき氷のお楽しみも

夏休みはかき氷のお楽しみも

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 「まちなか子どもほっとステーション」が大津市内に開設されて1カ月が過ぎた。

昔遊びをする子ども

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 18歳までの子どもの電話相談を受け付ける「しがチャイルドライン」を開設して10年になるカズン(大津市北大路1、TEL 077-537-5922)が運営する。「子どもたちがホッとできる場所をつくりたい」と大津市と協働。対象は小学生以上だが、さまざまな年齢の子どもたちが一緒に遊ぶことで子どもたちの豊かな成長につなげるのが狙い。石山商店街の夜市でチラシ配布し、8月はかき氷の引換券を付けて子どもたちに利用を呼び掛けている。

 けん玉・コマ・ベーゴマなどの「昔あそび」や、家庭にある牛乳パックやかまぼこ板などを利用した手作りのゲームで遊べるほか、宿題や読書をすることもできる。遊びの内容は、8月=かまぼこおとし、9月=わりばしてっぽう。「あそびの名人」が伝授する遊びが子どもたちの興味を引き、一緒に一生懸命遊ぶ姿も。「楽しいから毎週来ている」という常連の近所の子どももいる。

「電話・遊びはその場だけになるが、学童みたいな居場所をつくりたい。格差社会で塾にも行けない、クラブにも行っていない子どももいるが、中学生などを地域の中で生かしたい。参加する子どもはまだまだ少ないが継続していきたい」と代表の谷口久美子さん。

 会場は栄一会自治会館(石山商店街)。毎週土曜開設。13時~16時(夏休み期間は10時~12時も)。参加無料。2014年3月まで。子どもたちに関わる高校生や大学生のボランティアも募集している。

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