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「囚人リク」瀬口忍さんがライブペイント&サイン会-大津で開催

約2時間のライブペイントでカラー作品を描き上げる。会場は多くのファンでにぎわった

約2時間のライブペイントでカラー作品を描き上げる。会場は多くのファンでにぎわった

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 ギャラリー・ギャルリーオー(大津市中央1)で1月19日、大津市在住の漫画家瀬口忍さんの「囚人リク原画展」を記念したライブペイントとサイン会が開催された。今月8日から開催されている原画展には北海道から九州まで全国からファンが訪れ、この日のイベントにも東京や福岡など遠方からファンが駆け付け、プロの漫画家がライブで描き上げる作品に息をのんだ。

描き上げられた作品を手にする来場者

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 会場には開廊前から30人を超えるファンが列を作った。会場の一角に設けられたワークスペースで瀬口さんが軽やかにペンを走らせる。約2時間で描き上げた作品は単行本11巻の表紙。ライブペイントには瀬口さんとタッグを組む編集者、週刊少年チャンピオン編集部の松山英生さんが傍らで作品制作の裏話やエピソードを語り、会場から寄せられる質問にも答えながら進められた。カラーも施された作品はライブペイント終了後、来場者に回覧された。宝物を扱うように慎重に作品を回覧する来場者からは声にならない感動のうめき声が漏れる。

 福岡から来たという大堀智美さんは「『囚人リク』を毎週楽しみにしている。その作品を描いている瀬口先生がすぐ目の前でリクを描いてくれて、とても感動した。生の迫力はやっぱりすごい」と目を輝かせる。

 瀬口さんは「普段顔を見ることのない読者の方と会えてうれしかった。想像以上にたくさんの方が集まってくれてびっくりしている」と充実した様子で話す。松山さんは「毎週の連載に追われ、ふと『本当に読んでもらえているのかな』と思うこともある。読者と直接お会いするとそんな気持ちもどこかにいき、うれしい半面、ライブペイントではファンのみなさんの『圧力』を感じ緊張した。これからも毎週熱い漫画を届けていく」と力を込める。

 同ギャラリーオーナーの加藤晶子さんは「予想を上回る多くの方に、『原画展』とイベントにお越しいただいた。びっくりしつつもうれしい。これからも来場者に喜んでいただける企画を届けていきたい」と抱負を語る。

 開催時間は10時~17時。入場無料。月曜休廊。今月27日まで。

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