大津祭本祭-曳山13基秋晴れの湖都を巡行

中町通りを巡行する西宮蛭子山 (にしのみやえびすやま)

中町通りを巡行する西宮蛭子山 (にしのみやえびすやま)

  • 0

  •  

 絶好の秋晴れの中、10月13日、湖国三大祭の一つ「大津祭」が本祭(ほんまつり)を迎え、曳山(ひきやま)巡行が大津市中心部「曳山町」一帯で行われた。

午前9時に天孫神社に集合した13基の曳山

[広告]

 9時に天孫神社前に集合した13基の曳山は「くじ取らず」で毎年、巡行の先頭を行く「西行桜狸山(さいぎょうざくらたぬきやま)」を先頭に9時25分から順々に巡行を開始。出発をひと目見ようと朝早くから多くの見物客が駆けつけた。曳山は全長約6キロメートルの巡行路を祭り囃子を奏でながら夕方まで町内を練り歩いた。途中、25カ所ある所望(しょもう)場所では、中国故事や能狂言を題材としたからくりが披露され、見物客から拍手が沸き起こった。曳山の上からは厄除けのちまきもまかれ、受け取った人々は大きな声を上げ喜んだ。

 正午ごろにはJR大津駅前中央大通りで13基がそろって展示され自慢のカメラやスマートフォン片手に撮影に興じる多くの見物客の姿も見られた。

 親子3人で見物に来た草津市の山田和明さんは「子供と一緒に祭りを見るためはじめて来た。曳山の大きさに驚いた。ゆったり優雅に動く曳山と雰囲気あるお囃子がいい感じ」と笑顔で話す。インタビュー後、猩々山(しょうじょうやま)からまかれたちまきを受け取り、親子で喜んでいた。

 大津祭曳山連盟によると来場者は昨年と同じ約14万3000人。

 昨年に引き続き関連事業として『滋賀B級グルメフェア』『イケ麺バトル2013in大津祭』も開催され、大津市中心市街地は一日を通して賑わった。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース