栗東で「あこがれ先生プロジェクト」 子どもたちとの関わり方を考えるきっかけに

「あこがれ先生プロジェクト」

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 栗東の「栗東さきら(栗東市綣2)」で7月30日、「あこがれ先生プロジェクトin滋賀」が開催される。

登壇者の渡辺康雄さん(左)と木村泰子さん(右)

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「あこがれ先生プロジェクト」は、年間300本以上の講演活動で全国を飛び回り、引きこもりやニートの若者たちと農業に取り組む「耕せニッポン」などの活動を展開する「クロフネカンパニー」の中村文昭さんと、独自の朝礼で注目されている「てっぺん」の大嶋啓介さんが発起人となり、全国の教諭らを元気づけようと始まった取り組み。2008年から始まり、これまでに16府県で延べ28回開催している。

滋賀では初開催となる今回は、瀬戸市小学校教頭の渡辺康雄さんと、元「みんなの学校」校長の木村泰子さんが登壇する。

渡辺さんは、初めてのクラス運営でうまく生徒たちと関係が作れなかった事をきっかけに、「本当の教育とは何か」に向かい合うようになったという。進学すること自体が「目的」ではなく、進学することは幸せになるための「手段」だと考え、子供たちをはじめ保護者を巻き込んだ活動を展開してきた。

 木村さんは「みんなの学校」こと大阪市立大空小学校の元校長。「地域の学校」として、「みんながつくるみんなの学校 大空小」を合言葉に、児童、教員、地域の三位一体で、すべての子どもたちの学習権を保障する学校を目標に学校運営を行った。どう取り組みが注目を集め、テレビのドキュメンタリー番組でもその様子が取り上げられた。現在、自主制作映画「みんなの学校」を全国各地で上映している。

 同イベントの主催は、近江高校の現役教諭吉田武史さんと県内の児童福祉施設に勤める遠城孝幸さん。遠城さんは「教諭、保護者、地域の住民がこの企画を通して、各々がどう子どもたちと向き合っていくかを考えるきっかけとして活用してほしい。参加するどんな立場の人にも、自分の立場で取り入れられるヒントが詰まっている。自分の地域で何ができるかの気づきを持ち帰ってもらえれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は、13時~17時30分。チケットは1,500円、5枚セット=5000円。大学生以下無料。以上、要申し込み。問い合わせは「あこがれ先生プロジェクトin滋賀」実行委員会までメールで申し込む。

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