マーラー「復活」大規模編成で上演-滋賀ゆかりの指揮者・篠崎靖男さんが指揮

記者会見で篠崎さんは公演にかける意気込みを熱く語った(しがぎんホール)

記者会見で篠崎さんは公演にかける意気込みを熱く語った(しがぎんホール)

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 滋賀県立芸術会館びわ湖ホール(大津市打出浜)で5月19日、大編成オーケストラ、独唱、合唱、そしてオルガンやバンダ(別動隊の金管楽器)まで用いたかつてない規模でマーラーの代表曲・交響曲第2番「復活」が上演される。指揮を執るのは篠崎靖男さん。

「壮大なシンフォニーと合唱で魂が復活する感覚を。希少なチャンスを逃さないで」と篠崎さん

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 篠崎さんは滋賀県と大津市の文化奨励賞を受賞するなど滋賀ゆかりの音楽家。ウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2001年よりロサンゼルス・フィルのアシスタント・コンダクターを務める。2004年ロンドンに活動拠点を移しヨーロッパ各国の交響楽団で活躍。2007年からはフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの首席指揮者・芸術監督に就任するなど世界で活躍している。地元滋賀では、2000年より日野町でオーケストラ・ムジカ・チェレステを指揮する。2011年からは「篠崎靖男プロデュースオーケストラシリーズ」(しがぎん経済文化センター主催)をスタートし、今回が第3弾となる。

 今回の公演では、京都市交響楽団、2人の著名ソリスト(市原愛さん、アンナ・クオさん)、びわ湖ホール声楽アンサンブルにKEIBUN第九合唱団も加わり、総勢250人近くの大編成となる。一般候補者から成る「KEIBUN第九合唱団」も創設30年目を迎える。

 会見で、「マーラーを指揮するのは小さなころからの夢だった。それをゆかりの滋賀で指揮することができてうれしい」と篠崎さん。「滋賀文化の活性化、日本の『復活』をコンセプトにプロデュースした。マーラーの『復活』は、大交響曲で難曲のためにめったに演奏できない。この壮大なシンフォニーと合唱を聴けば魂が復活するような感覚に満たされる。ぜひこの希少なチャンスを逃さないでほしい」と熱く訴える。

 14時開演。料金は、S席=7,000円、A席=6,000円。

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