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滋賀レイクスターズ選手琵琶湖岸ごみ拾い ファンと協力して琵琶湖をきれいに

参加した子どもと一緒にごみを拾う澁田怜音選手

参加した子どもと一緒にごみを拾う澁田怜音選手

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 Bリーグ滋賀レイクスターズの選手が琵琶湖岸を清掃する「クリーンウオーク with Rethink PROJECT」が7月22日、25日に開催された。

多くの参加者が琵琶湖岸のごみを拾った

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 「クリーンウオーク」は、2017(平成29)年6月に大津市公園緑地協会と滋賀レイクスターズが「コミュニティパートナー協定」を締結したことをきっかけに始まり、健康増進と地域清掃を目的として、ウオーキングをしながら琵琶湖岸のごみを拾う活動。毎シーズン、選手と一般参加者が協力して琵琶湖岸を清掃している。今年は、4月にクラブ独自のSDGsプロジェクト「L-STARs COMMITMENT」を開始し、クリーンウオークに「琵琶湖3周分(600キロ)」という目標を設定した。

 22日は今川友哲選手と澁田怜音選手が一般参加者・スタッフ37人と共になぎさ公園サンシャインビーチの市民プラザから近江大橋西詰までの約1キロを、25日は柏倉哲平選手と林翔太郎選手が一般参加者・スタッフ33人と膳所城址(じょうし)公園からなぎさ公園サンシャインビーチ由美浜までの約1キロを清掃した。

 6月に開催されたクリーンウオークと合わせて、169キロ(参加人数×実施区間で計算)となり、目標達成率は28.1%となった。

 今回で3回目の参加となった今川選手は「ごみは減っているように思うが、毎回ごみが拾えてしまえるのは悲しいこと。たばこの吸い殻やペットボトル、釣り糸など、一人一人のごみは少ないかもしれないが、まとめるとこんなにもある。琵琶湖は外から見るときれいなのに、近づくとごみがあってもったいない。ごみを捨てないことが大事だと実感した。選手が活動することで、そのことが広まれば」と話した。

 初参加の澁田選手は「今まで在籍したチームでは清掃活動はなかったが、選手である前に一人の人間なので、地域のためにまちをきれいにする活動に積極的に参加したいと思った。琵琶湖岸には飲食物のごみや花火などが捨ててあった。予想以上にごみがあり、考えさせられることがあった。ごみを捨ててはいけないルールを徹底することが必要だと思う」と話した。

 今シーズンに佐賀バルーナーズから移籍してきた澁田選手は、地域住民やファンとの交流が初めてだったことから、「朝早くからの清掃活動にこんなにたくさんの人が参加するとは思わなかったので、地域の人に愛されているチームなのだと思った。レイクスターズの試合を見てバスケを始めた子どももいて、バスケ選手としてもやりがいがあると感じた」と滋賀の印象を話した。

 家族で参加した野洲市の女性は「子どもたちにボランティアを教えたいと思って参加した。選手が地域貢献をしている姿を見て、子どもたちも地域貢献や環境活動に積極的になってもらいたい。歩くことで体を動かすこともできて、知らない人とコミュニケーションを取って清掃することもいい経験になる」と話した。

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