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守山で「デザインあ展」関西初開催へ デザインの楽しさ体験

「あ」の文字の一部になって撮影できる 「あ」になろう! TADO ©Satoshi Asakawa

「あ」の文字の一部になって撮影できる 「あ」になろう! TADO ©Satoshi Asakawa

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 NKH Eテレの番組「デザインあ」のコンセプトを体験できる展覧会「デザインあ展in SHIGA」が12月14日から佐川美術館(守山市水保町)で開催される。

「観念のへや」 デザインあ展in TOYAMAの展示風景 ©Satoshi Asakawa

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 同番組は身の周りにある物をデザインの視点から見つめ直し、子どもたちに「デザインの面白さ」を伝え、「デザイン的な視点と感性」を育むことを目的としている。「デザインあ」展は番組のコンセプトを実際に体験できる展覧会として2013(平成25)年に初開催。2018(平成30)年から東京、山梨、熊本など全国各地で展開している。関西では滋賀が初めて。

 同展の総合ディレクターは佐藤卓さん、映像ディレクターは中村勇吾さん、音楽ディレクターはコーネリアス(小山田圭吾さん)。

 「観察のへや」では「お弁当」「マーク」など5つのテーマがデザインによってどのように生活につながっているかを展示する。「体感のへや」では音楽とシンクロする映像が壁面に映し出され、全身でデザインを体感できる。「概念のへや」では場、時の流れ、人の動きをデザインを通してどう感じているのかを作品で体験する。「あ」をデザインする「みんなのあ」のコーナーでは、選ばれた作品を会場で展示する。「あ」の文字の一部になって撮影できるコーナーも。

 同館学芸員の馬場まどかさんは「私たちが生きていく上で、デザインというのは切り離すことのできないもの。今目に見えているもの、耳に聞こえているもの、手に触れているもの、全てはデザインされているといっても過言ではない。私たちは生きる上で、普段気が付かないことも多いが、展覧会がそのことに気付くきっかけになれば」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館。入館料は大人=1,000円、大学生・高校生=600円、中学生以下無料。2020年2月11日まで。

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