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草津で小学生制作の映画 市の花アオバナをテーマに草津の魅力を学び、発信

7月に行われた映画制作体験の様子(写真提供:草津市)

7月に行われた映画制作体験の様子(写真提供:草津市)

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 小学生が制作した短編映画「私たちの花『アオバナ』」の完成上映会が1月27日、草津アミカホール(草津市草津3)で開催される。

小学生がプロの指導を受けてカメラや音響などに挑戦した(写真提供:草津市)

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 草津市の花である「アオバナ」を題材にし、転校生がクラスメートと一緒にアオバナについて学ぶ物語。2023年7月15日・16日に市内の小学4~6年生19人が参加した「キッズシネマ塾」で撮影された。俳優、監督、カメラマン、音響など役割を決め、京都映画倶楽部(くらぶ)の協力を得て、小学生が映画撮影を体験した。

 参加した小学生は草津青花紙製造技術保存会の協力でアオバナの花摘みや花を絞って紙を染める「青花紙」作りを体験し、アオバナの現状について知り、「今後どのようにしていけばいいか」を考え、意見交換をした。27日の上映会では、本編と共に撮影風景を写したメーキング映像も公開する。

 「キッズシネマ塾」は草津の歴史、文化や産業などを題材にした映画制作活動を通じて草津への愛着を深め、草津の魅力を発信することを目的として2015(平成27)年に始まった。初回から6回までは「木枯し紋次郎」や「極道の妻(おんな)たち」を手がけた映画監督の中島貞夫さんが監督・脚本を担当し、小学生に直接指導した。7回目となる2023年度は立命館大学映像学部准教授の谷慶子さんが監督・脚本を担当。中島監督は撮影前の6月に死去したが、脚本の監修を務めた。27日の上映会の前にはこれまでの協力に対して感謝の意を示し、中島監督に草津市文化芸術特別賞を贈る。

 開催時間は10時30分~12時。入場無料。定員300人。

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