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立命館守山高校吹奏楽部、米国演奏を守山市長に報告 「音楽で還元したい」

森中市長と立命館守山高校吹奏楽部の部員

森中市長と立命館守山高校吹奏楽部の部員

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 立命館守山高校(守山市三宅町)吹奏楽部の生徒が1月9日、森中高史守山市長に米国で開催された「ミッドウエスト・クリニック」に参加したことを報告した。

「ミッドウエスト・クリニック」に参加した立命館守山高校吹奏楽部の部員と顧問の曽根教頭(写真提供:立命館守山高校)

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 吹奏楽部の部員65人が渡米し、12月20日から22日までシカゴのマコーミック・プレイス・ウエストで開催された音楽教育カンファレンス「第77回ミッドウエスト・クリニック」に参加。最終日である22日の最終公演のステージで「ブリュッセル・レクイエム」や「オーメンズ・オブ・ラブ」「千と千尋の神隠し」の映画音楽など9曲を演奏した。今年の日本からの参加は大阪の大阪市音楽団と立命館守山高校の2団体のみ。

 生徒が中心となり、プログラム編成、申請書類の作成などを行った。2年生で運営副リーダーの小森太吾さんは「3年分の演奏会パンフレットを英語に翻訳し、演奏する曲を決め、8月のコンクール後から練習を始めた。時間のない中、不安もあった」と振り返る。

 生徒の報告を受け、森中市長は「長い期間かけて準備することも、海外で言葉が通じなくても音で通じることを実感することも、なかなかできない経験。会場全体が盛り上がる経験を高校生のうちにできたことはこれからの人生に役立つだろう。この経験を生かして羽ばたいてほしい」と激励した。

 生徒たちは20日・21日はクリニック(勉強会)、アンサンブルに参加し、23日はシカゴの高校で演奏した。1年生の原井美和さんは「米国の軍楽隊ジャズを聴きに行った。日本では聞いたことのない音色や音圧を体感し、自分の中での音の幅が広がった」と振り返る。3年生の宮里こいき部長は「21日に会場内で少人数のコンサートをしたが、演奏後に『アメージング』と何度も言ってもらい、写真を一緒に撮ってほしいと言われた。演奏後に観客からこんなにも褒めてもらえることはなかったので、いい経験になった」と喜びの表情を見せた。

 3年生でトップリーダーの田村陽菜乃さんは「演奏後にスタンディングオベーションをもらって、1年間取り組んできた曲を評価してもらえて、自分たちの努力が実ったのだとうれしかった。海外で演奏することは夢だったのでいい思い出になった。守山市や両親、イベントの運営をしてくれた人や観客のおかげで楽しく演奏できた。音楽という形で還元して恩返しできれば」と話す。

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