「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」777日前イベント「マキヒカカップin滋賀」が8月12日、野洲川歴史公園サッカー場（ビッグレイク・守山市服部町）で開催された。

大津市観光キャラクター「おおつ光ルくん」、守山市PRキャラクター「もーりー」と一緒にストリートサッカー

　2025年に滋賀県で行われる第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会（大会愛称＝わたSHIGA輝く国スポ・障スポ）の777日前イベントとして、元Jリーガーで「もーりー守山ふるさと大使」の村田和哉さんが主催した。

　村田さんが「スポーツを通じて地域活性化をしたい。国スポ・障スポに向け、大会の会場となるビッグレイクを盛り上げたい」と考えていた時、村田さんの大学の後輩で、「サッカー系ユーチューバー」としてチャンネル登録者数が60万人を超えるMAKIHIKA（マキヒカ）さんから「滋賀でイベントをしたい」と話があったのがきっかけとなり開催が決まった。

　当日は小学生向けのサッカー教室と中学生、一般のフットサル大会「マキヒカカップ」を実施。ストリートサッカーやキックターゲット、ストラックアウト、フットゴルフなどのスポーツが体験できるブースやキッチンカーも出店し、約500人が参加した。

　村田さんと村田さんが率いる滋賀県リーグ所属のヴィアベンテン滋賀の選手が準備から運営まで全てを担当。村田さんは「できない理由を探すのではなく、どうやったらできるのかを考えた」と振り返る。守山市の協力を得て実現に向けて協議。村田さん自ら営業に出向き、多くの企業からの協賛を得た。

　「誰もが参加できるスポーツフェスティバルにしたい」と、村田さんが消防署や保健所に行き、キッチンカーの出店も実現した。村田さんは「これを機にサッカーの試合の時に飲食ブースが出店してくれたらうれしい。何でも、やっていけば変わるきっかけになる」と話す。

　「企業や行政が協力してくれて、皆でつくったイベント。子どもたちが何を求めているか、選手たちは知っている。今後も時代に合った企画をして滋賀に貢献できるイベントを仕掛けていきたい」と意気込む。