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大津の誠進堂・松田翠さんが共著 20歳の夢リストに「35歳までに出版」

「やらない後悔より、やる勇気を選んだ女性たち」を共著した松田翠さん(写真提供=誠進堂)

「やらない後悔より、やる勇気を選んだ女性たち」を共著した松田翠さん(写真提供=誠進堂)

 外壁・屋根塗装などの住宅リフォーム事業を手がける誠進堂(大津市梅林1)専務の松田翠さんが共著として参加した書籍「やらない後悔より、やる勇気を選んだ女性たち」が8月28日、Rashisa出版から刊行された。

「やらない後悔より、やる勇気を選んだ女性たち」が8月28日刊行された(写真提供=誠進堂)

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 同書は、さまざまな分野で活動する11人の女性起業家・経営者が、それぞれの人生や仕事での挑戦をつづるオムニバス書籍。松田さんは、20代前半に借金を抱え、未経験から外壁塗装の訪問営業を始めた経験や、営業成績全国1位を達成した経験、22歳で誠進堂の創業に関わった経緯などをつづっている。

 松田さんは20歳の頃、当時の上司だった誠進堂社長の松村洋平さんから勧められ、100個の夢を書き出した。その中に「35歳までに本を出版する」と記していたという。

 32歳で夢リストを見直した際に出版の目標を再認識し、残り3年で実現する方法を考え始めた。出版支援の説明会などにも参加していたところ、全国の女性起業家を対象とした今回の執筆募集を知り、応募。約1カ月で参加が決まった。

 最終的に参加した11人は、個人事業主や複数の会社を経営する女性など、業種や地域もさまざまだったという。書籍のテーマは11人の投票で決定。松田さんは、自身の生い立ちから現在に至るまでの経験を書くことを早い段階で決め、原稿を執筆した。

 松田さんが本を通して伝えたかったのは、「人生はいつでも変えることができる」という考え。自らの生い立ちからは想像できなかった現在の人生も、望む方向に生きようと行動してきた結果だと振り返る。人生の選択では、安定した道よりも面白いと感じる道を選んできたという。失敗についても、将来振り返ったときに人生の題材になると考え、挑戦につなげてきた。

 松田さんの人生の転機の一つとなったのが、松村さんとの出会いだった。22歳の時、松村さんに起業を提案された際には「一緒に10億円ぐらい借金しましょう」と即決したと振り返る。

 起業前には、女性であることを理由に入社を断られたこともあった。こうした経験から、女性であることを理由に評価されるのではなく、能力によって活躍できる社会にしたいという思いを持つようになったという松田さん。現在の採用や組織づくりでも、結婚とキャリアを二者択一にしない考え方を重視している。松田さんは、結婚とキャリアの双方を実現する方法を一緒に考えることを社員や採用候補者に伝えているという。

 松田さんは「人はいつからでも、どこからでも変わることができる。仕事も個人の人生も、どちらか一方を諦める必要ない」と話す。

 「10年前の私は、ここで共に共同出版をしている皆さんと肩を並べることができるような実績も資格も経験もなかった」と振り返り、「挑戦と実践から得た具体的なヒントが、現状に悩みながらも『このままで終わりたくない』と一歩を踏み出そうとしている人の背中をそっと押し、次へのきっかけになれば」と話す。

 四六判、236ページ。価格は1,760円。