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守山で市民劇団公演「野洲川改修の物語」 市内の小中高校生が演じる

「もりやまふるさと劇団」のメンバー

「もりやまふるさと劇団」のメンバー

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 市民劇団「もりやまふるさと劇団」の公演「あの日のレジスタンス~野洲川改修の物語~」が1月23日、守山市民ホール・小ホール(守山市三宅町)で開催される。

もりやまふるさと劇団の稽古の様子

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 同劇団は2015(平成27)年に守山青年会議所の45周年事業として結成され、守山市民を中心にオーディションで選ばれた小学生から60代までの25人と、滋賀に住みます芸人のファミリーレストランが出演し、守山の中山(なかせん)道を舞台にした新喜劇の公演を行った。周年事業として1度きりの予定だったが、子どもたちから再結成を望む声があり、2017(平成29)年に有志で再結成した。

 ホタルや守山市出身の武将など、地元に関連するものにまつわる物語をオリジナルの脚本で演劇にして、社会人と小学生、中学生、高校生の劇団員が演じている。今年は野洲川改修がテーマ。昭和20年代から40年代に幾度となく氾濫し、周囲の村に大きな被害をもたらした野洲川は、かつては暴れ川「近江太郎」と呼ばれていた。特に守山市内で川幅が狭くなり、度重なる氾濫によって土砂がたまり、川底が周囲の土地よりも高い天井川となり、水害の危険性が高くなっていた。当時、野洲川の改修に動き出した村人の物語を劇団員が演じる。

 座長の小笠原大輔さんは「野洲川は小さい頃からイベントやレジャーなどで親しんできたが、野洲川が安全な川になるまでのことは小学校の授業で少し学習しただけだった。野洲川放水路通水40周年記念の防災シンポジウムで、野洲川改修の物語を紙芝居で発表したのをきっかけに、改修に関わる人々の思いや経緯にドラマ性を感じ、いつか演劇という形でも表現したいと思っていた」ときっかけを話す。

 「中高生がメインの劇団なので、史実をそのまま演じるのではなく、若者の感性と勢いを前面に打ち出した舞台づくりを心掛けている。改修に関わった人たちの努力や悩みを、お客さんにも感じてもらえるような舞台にしたい」と意気込む。

 開演時間は14時、18時(2回公演)。観覧料は500円(未就学児無料)。検温や手指消毒などの新型コロナウイルス対策を行う。

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