県内の小学生がプロスポーツの試合を観戦する「プロスポーツ教育の日」が9月11日、東レアリーナ(大津市園山2)で行われ、6校の391人がバレーボールの試合を見学した。
県内の小学生を対象に、プロスポーツを通じて学びの場を提供し、夢を育んでもらおうと滋賀県が企画した。当日は、富士見小学校(大津市)と坂本小学校(同)、伊香立小学校(同)、武佐小学校(近江八幡市)、伊吹小学校(米原市)、貴生川小学校(甲賀市)の3年生~6年生391人がSVリーグ東レアローズ滋賀とデンソーエアリービーズのプレシーズンマッチを見学した。
試合は東レアローズ滋賀が第1セットを取ってスタート。第1セット終了後には交流タイムを設け、スタッフがチームの歴史や所属リーグ、選手を紹介したほか、中島未来キャプテンがあいさつした。チームスタッフは、東レアローズ滋賀がSVリーグで戦っていることや、2000年に誕生したチームの歴史を紹介。配布したパンフレットを使い、今シーズンの選手の背番号や氏名、プロフィールを確認しながら、応援したい選手を見つけるよう児童に呼びかけた。
中島未来キャプテンは、SVリーグでの優勝を目標に掲げ、「常に挑戦する気持ちを忘れず、前向きに取り組んでいる」と話した。
第2セットでは児童がスティックバルーンをたたいて東レアローズ滋賀を応援。東レが得点すると立ち上がって喜ぶ姿も見られた。第2セットはデンソーエアリービーズが取り、第3セットは東レアローズ滋賀が取った。
第2セット終了後には、各校の代表児童が林田愛佳選手と松岡芽生選手に質問する交流会を行った。
林田選手は、伊香立小の児童から「どうすれば身長が高くなるか」と聞かれ、自身の身長が177センチであることに触れ、「よく寝る、よく食べる、たくさんジャンプする」と答えた。バレーボールをしている自身の経験を踏まえ、試合中にメンタルを崩したときの切り替え方を質問した坂本小の男子児童には、仲間と助け合い、前向きなことを考えることが大切だと説明し、「自分はこれができる」と考え、強い気持ちで戦うことを勧めた。
坂本小6年の中塚彩寧さんは「プロのバレーボール選手を見たのは初めて。近くで見て、アタックの音が大きくて驚いた。SVリーグの試合も観てみたい」と話していた。
今回のように小学生が近距離で試合を見学するのはチームとして初めてという。東レアローズ滋賀常任顧問の菅野幸一郎さんは「プレシーズンマッチではあるが、東レアローズとデンソーにとってリーグ開幕に向けた重要な調整試合。子どもたちに真剣な試合を見せられる機会になった」と振り返る。「競技を続けていく中では、厳しいことやうまくいかないこともある。選手たちが努力して現在の舞台に立っていることも、子どもたちに感じ取ってもらえれば」とも。「今回の観戦をきっかけに東レアローズを知って、リーグ戦が始まったときに本番も見てみようと思ってもらえれば」と話す。