比叡山から滋賀、京都、大阪の夜景を見る「冬の比叡山プレミアムナイトバスツアー」が12月4日から開催される。

長さ日本一の坂本ケーブル

　比叡山から夜景と星空を見るツアーとして2018（平成30）年12月に江若交通（大津市真野）と京都バス（京都市）が始めた企画。バスと長さ日本一のケーブルカーである坂本ケーブルに乗って比叡山を巡り、比叡山延暦寺の夜間特別拝観に参加する。夜間特別拝観では、国宝の延暦寺の根本中堂を僧侶による案内付きで見学する。中腹の登仙台では滋賀と京都の府県境から滋賀と京都の夜景を見比べることもできる。

　大津駅・比叡山坂本駅発と京都駅発のツアーがあり、大津駅発は峰道レストランで琵琶湖の夜景を見ながら地元の食材を使った「ききょう御膳」を食べる。京都駅発は延暦寺会館で僧侶による説明付きで精進料理を食べる。

　江若交通企画課の杉江繁和さんは「冬は空気が澄んでいて遠くまで見え、夜景が美しい。峰道レストランは2年前に改装されて木や手すりがなくなり、琵琶湖の景色が良く見えるようになった。僧侶の説明を聞くことができる特別拝観は毎年人気」と話す。「地元の人に参加してもらいやすいように大津発は料金を見直し、手軽に参加できるようにした。滋賀県の人でも比叡山に行ったことがない人が多いので、地元のよさを再発見してもらいたい」と呼び掛ける。

　開催日は、大津駅・比叡山坂本駅発着＝12月5日・11日・19日、2022年1月9日・15日。京都駅発着＝12月4日・12日・25日、1月8日・16日・22日。料金は、大津駅・比叡山坂本駅発大人＝7,000円、子ども＝3,500円、京都駅発大人＝9,800円、子ども＝4,900円。申し込みは、大津駅・比叡山坂本駅発着は江若交通貸し切りバス旅行センター、京都発着は京都バスで受け付ける。