オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:池田 和男、以下「オプテックス」)は、駐車場の規模や設置環境に応じた車路管制ソリューションを強化するため、2026年10月1日より『AIカメラ満空管理システム』を発売いたします。オプテックスグループ各社が有するAI画像解析、駐車場の満空管理・車両誘導、車両検知センサーの技術・販路を組み合わせ、少ない機器で広範囲の駐車状況を可視化するとともに、屋内外を一元管理できる提案を実現します。
本システムの追加により、これまで以上に駐車場の規模、構造、設置環境、求められる管理単位に応じて、施工性、コスト、検知精度、運用性のバランスを考慮した提案が可能となります。

AIカメラ満空管理システムの画像解析と製品イメージ
■開発の背景
オプテックスは、コインパーキング向けの機器販売と、大型商業施設や公共施設などに向けた車路管制システムの販売を展開してきました。近年は、従来の車両検知センサーに加えて、AIカメラや画像解析技術を活用した駐車場の満空管理へのニーズが広がっています。
こうした市場要求に対応するため、既存の車両検知センサーと販路を生かしながら、AIカメラ満空管理システムをラインアップに追加します。これにより新規需要に加え、従来方式では施工や設置条件の面で対応が難しかった案件への提案を強化します。
■本製品の特長
(1)グループシナジーによる水平統合型ソリューションの提供
『AIカメラ満空管理システム』には、オプテックスグループのサンリツオートメイションが持つAI画像解析技術を活用したエッジAI(※1)を採用しています。本エッジAIはシステムの核となる製品としてエクノスのプラットフォーム(※2)への接続機能を備えています。カメラによる広域管理と、グループ各社の車両検知センサーによる車室単位の管理を同一のプラットフォーム上で一元管理することで、駐車場の規模、構造、設置環境に応じて複数の検知方式を柔軟に組み合わせられる水平統合型ソリューションを実現できます。

車両誘導システムのイメージ
※1 クラウドではなくエッジPCでAIによる画像解析を行い、車両の有無をリアルタイムに判定する技術
※2 オプテックスグループのエクノスが保有する、通信機能付きコントローラや管理ソフトウェアなどで構成されるプラットフォーム
また、ソーラーカーポートや植栽などによってカメラの死角となる車室には、当社の車両検知センサーを組み合わせることができます。それぞれのセンサー特性を生かして相互に補完することで、施設全体に適したシステムを構築します。

(2)広域な駐車場管理の設備導入コストを削減
監視カメラの映像を、エッジAIを搭載した機器で解析し、駐車車両の有無と駐車場の混雑状況を可視化します。車室ごとにセンサーを設置する方式と比較して、少ない機器で広い範囲を監視できるため、主に大規模・中規模の屋外駐車場への導入を想定しています。1台のエッジAIに最大4台のカメラを接続でき、最大200車室を処理します。設計上の検知率目標は95%以上です。
(3)NDAAに準拠
本製品は、米国国防権限法(National Defense Authorization Act)で規定される対象企業の通信機器・映像監視機器を使用しない構成を採用しており、高いセキュリティ要件が求められる施設や公共施設への導入にも、安心してご検討いただけます。
■主な仕様

製品詳細URL:https://www.optex.co.jp/products/vehicle-detector/full-empty-edge-ai.html
■今後の展望
オプテックスは、エクノスおよびサンリツオートメイションとの連携をさらに深め、各社の技術を組み合わせることで、駐車場の規模や設置環境に応じた車路管制ソリューションを展開してまいります。
当社は本システムを5年で60,000車室へ提供する計画です。
APPENDIX
■満空管理システムについて
オプテックスの満空管理システムは、地面設置型センサー、ポール設置型センサー、屋内用超音波在車検知センサーなど、さまざまな車両検知方式によるシステムをラインアップしており、それぞれ異なる強みがあります。今回、新たにAIカメラ満空管理システムを加え、当社グループは特定の方式に限定せず、屋内と屋外、車室単位とエリア単位、新設と既設改修などの条件に応じて、複数方式を組み合わせた提案を行います。

Viik Parking System(地面設置)主なメリット
無線方式により配線負荷を抑え、車室単位で管理可能
主な適用領域
小規模・中規模の屋外駐車場

OVSシリーズ(ポール設置)主なメリット
雨や雪などの環境変化に強く、車室単位で管理可能
主な適用領域
小規模・中規模の屋外駐車場

超音波在車検知センサー(天吊り型、招き灯一体型)主なメリット
車室単位の満空管理と車両誘導に対応。大規模施設にも適用可能
主な適用領域
大型商業施設、空港、立体・屋内駐車場

AIカメラ満空管理システム主なメリット
広範囲を少ない機器で監視可能
主な適用領域
大規模・中規模の屋外駐車場