自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」に関する展示が現在、近鉄百貨店草津店（草津市渋川）で開催されている。

実際のビワイチルートに設置されている路面標識と案内看板

　4月1日に「ビワイチ」を推進する「ビワイチ推進条例」を施行した滋賀県。11月3日をビワイチの日に、11月3日から11月9日までをビワイチ週間に、それぞれ定めた。県と市町、民間企業でつくるプラス・サイクル協議会が、ビワイチとビワイチの日をPRしようと、近鉄百貨店2階のアカリスポットにビワイチのコース周辺にあるスポットなどを紹介するコーナーを設置した。

　床面には滋賀県の航空写真を貼り、湖南、湖北、湖西、湖東のサイクリングコースと観光スポットを紹介する掲示物を展示。壁面では撮影スポットやグルメ情報を紹介するほか、ビワイチルートに設置している路面標識や案内看板の実物も展示している。

　同協議会では、男性がロードバイクで走るイメージが強いビワイチを女性や親子連れにも気軽に楽しんでもらおうと、信楽を回ったり、船に自転車を持ち込んで乗るサイクルクルージングを組み込んだりして、ルートを滋賀県内各地に広げたコースも設定した。同県ビワイチ推進室の中嶌眞季さんは「4キロほどの短い距離のコースもあるので、ビワイチはハードルが高いと感じている人にもPRしたい」と話す。

　会場にはクロスバイクと、滋賀県を中心に展開するセレクトショップ「ボーンフリー」の服も展示している。中嶌さんは「サイクリング専用の服ではなく、カジュアルでおしゃれな服でビワイチを楽しんでもらえれば。ルートマップでは『こんな写真が撮りたい』と思ってもらえるようなスポットを紹介している。気軽に自転車を楽しんでもらいたい」と呼びかける。

　28日にはビワイチや県内の各地域に関するトートバッグや文具などを進呈する抽選会を実施する。実施時間は11時～15時。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時）。31日まで。