滋賀県立近江富士花緑公園（野洲市三上）で現在、白梅が見頃を迎えている。

河津桜も咲き始めた

　同園は三上山の麓の約55ヘクタールの敷地内に植物園、遊具広場、宿泊施設、バーベキュー場、木工体験ができる施設、カフェなどがあり、四季折々の花を楽しめる。里の家から希望ヶ丘文化公園の西第二駐車場へと向かう遊歩道に梅林があり、1月下旬から咲き始めた紅梅は見頃を過ぎたが、2月から咲き始めた白梅が3月10日現在、見頃を迎えている。

　近江富士花緑公園所長の島川武治さんは「咲き始めは早かったが、1月、2月の大寒波で開花がなかなか進まなかった。花も『春かな？』と思って咲き始めたら大雪が降ったので驚いていたのではないか」と笑顔を見せる。

　ふるさと館から三上山に向かう遊歩道沿いには、結婚記念や子どもの誕生記念などで植樹された河津桜があり、3月1日に咲き始めた。島川さんは「ここ数日の暖かさで一気に開花が進んでいる。河津桜は今週末から来週末にかけて満開になるだろう」と予想する。

　園内にはソメイヨシノ、サトザクラなどの桜の木が約300本植えられており、3月下旬から4月にかけて見頃を迎える。島川さんは「ソメイヨシノの開花は、例年通りか、少し早まる可能性がある。見頃を迎えると予想される4月8日、9日には春まつりを開催するので花見に来てほしい」と呼びかける。

　開園時間は9時～17時。月曜休園。